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風綾/はじめて

学/怖で風綾です。
ぬるいけどエロあります、苦手な方はさけてください。
内容なんて無い。。。


- はじめて -


「ゴム、使う?」
話かけると感情を出さない表情で綾小路は頷いた。
緊張してないと言えば嘘になる、目の前の彼は緊張してるんだろうか?
薬局で一緒に買ったコンドーム。
学校では女の子にモテモテでプレイボーイな僕が童貞だと知って、
ビックリした顔を思い出す。
横にそらした顔、でも、隠しきれてない耳がほんのり赤い。
女の子相手なら「可愛いね」とか軽口叩けるのに、綾小路には無理だ。
だって、可愛くもないし、柔らかくもないし、優しくもないから。

でも好き。

お互いに下着一枚、服を投げ捨てて、ベットの上に居る。
胡座をかいた僕と体育座りして所在無さげにした綾小路。
僕の部屋の空調は完璧で寒さも感じないし熱さも感じないはずなのに、
掌がしっとりとしている。
よつんばで近づいてキスをしたら、一瞬身を震わせ目をギュウギュウに瞑ってた。
本やネットで知識とは知っていたけど、二人ともセックス未経験。
おそる、おそる触れた肌がとても熱くて、驚いた。
まるで炭酸を頭に注がれたような気分になって、パチパチと弾ける音がした気がした。
そのせいなのか、変に開き直ってしまって、綾小路を押し倒した。
ジッと見上げる顔は、まぁ、キレイだと思う。僕には負けるけど。
髪を撫で上げると猫みたいに身をよじらせて、少しだけ可愛いなって思ってすぐに腹が立った。
赤い耳たぶに噛み付いて、首筋を辿り鎖骨を舐める。
「なんか恥ずかしいな」と漏らす彼がたまらなく好きだと思った。

僕が、誰かに首ったけなんて考えた事も無かった。
触れる所全部が熱くて、「熱い」と言えば「同じだ、バカ。お前も熱い」なんて言ってくるし、天然で魔性とはこれいかに。
綾小路のパンツは先走りでじっとりと濡れていたし、同じように立ち上がった僕のモノも下着から少しはみ出ていた。
セックスはもっとスマートな行為だと思っていたのにな。
窮屈な下着を取っ払ってやると綾小路も僕のに手をかけたので脱いだ。
バカみたいに互いのを抜き合って零れる粘ついた音に余計に昂って、心臓が零れそうだったからキスをして蓋をした。

さっきから二人して意味をなさない声しかあげてない、綾小路がトンと肩を叩いた。
口を話すと言いづらそうに「風間、どっちだ?」と問いてきた。
事前に話した訳でもないのに僕が挿入れるのが当たり前と思っていたので、その問いには驚いた。
「もちろん僕が君に入れる方だろ?」
薬局で潤滑剤代わりに買ってきたベビーローションが綾小路のすぐ横に転がっているのを横目で見た。
綾小路が何か考えてるのか何も言わないので、「僕の方が君の事好きなんだから受け入れてくれるだろ?」と言ったら、
「俺の方がお前の事好きだ」と怒りだしたので、初めては失敗に終わった。



end.
未開封のコンドームはどちらに使われるのか。
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