風綾/余計な物
学怖の風綾を。
前回は風→綾になったから、今度こそ本命の風綾でラブいのを。
大川居ない世界でお願いします。
マスクつけてると冬つらいよね、眼鏡だと余計に…
- 余計な物 -
余計な物を排除。一つ目。
「おはよー」って綾小路に声をかけると「おはよう」って振り返った奴の顔は冬の息で靄がかかってた。
マスクのせいで息が顔にかかってる。笑いたいけど朝から期限悪くなられるの嫌だから笑わない。
「寒いね」
言うと必ず綾小路はポケットに入っていた手を差し出してくる。
茶色い皮の手袋を取っ払って手を握ると、手袋もしてない僕の手が冷たくて「寒い」って零すけど手は逃げて行かない。
取った手袋は僕のポケットの中。
余計な物を排除。二つ目。
ココ最近のお昼休みには綾小路を連れて屋上に行くのが定番。
冬の屋上利用者は極端に少なくなる。
綾小路も少し文句足れるけど「行こう」って言うと弁当箱と水筒を手についてくる。
ワガママも聞いてくれるし、割と僕に甘いよね。
人の居ない屋上で弁当を一緒に食べる。
「いただきます」って律儀に挨拶してマスクを外した綾小路を見るのは僕だけ。
余計な物を排除。三つ目。
三年生の冬で部活は既に終了してるはずなのに綾小路は部活に顔を出してる。
僕は仕方が無いので下校時刻まで図書室で寝たり本を読んだりして時間をつぶしてる。
でも、そろそろ時間だなってのを見計らって音楽室に行く。
そうすると楽器を片付けた綾小路の周りに部の子たちが集まって何か話してる。
音楽や練習の事で盛り上がってるんだろう、入り口の所で彼らと笑ってる顔を少し見て名前を呼ぶ。
僕に気づいた綾小路が「さよなら」と後輩たちに別れを告げて僕の所に来て
「待たせて悪かったな」って。
余計な物を排除。四つ目。
帰り道、寒くてまた綾小路の顔が息でモヤモヤとしている。
「帰り道も、寒いね」
暗くて周りに人が居ないから僕が手を出すと手袋を片方くれた。
お互いに手袋をしていない手を繋いで、同時に「寒い」と通り抜けた風に身を震わせた。
もう少し歩いたら分かれ道。
「ねぇ、今、マスク何枚付けてんの?」
「今日は一枚」
「へぇ、そう」
言って、手を引き寄せてよろめいた綾小路にキスをした。
マスク一枚分隔てて触れた。
余計な物を排除。五つ目。
「綾小路、明日は何曜日だ?」
「土曜日」
突然のキスに驚きつつも真面目に明日の曜日を答えた。
「よって!」
「よって・・・?」
「今日は僕の家に来なさい」
「え?」
「全て取っ払っちゃいたいからさ。おいで」
言うと綾小路は耳まで赤くさせて頷いた。
end.
一つ目は手袋。二つ目は視線。三つ目は周りの子。四つ目は一枚のマスク。
五つ目は向かれて食べられるって解釈で。わかりますかね;;
わかりづらい。
前回は風→綾になったから、今度こそ本命の風綾でラブいのを。
大川居ない世界でお願いします。
マスクつけてると冬つらいよね、眼鏡だと余計に…
- 余計な物 -
余計な物を排除。一つ目。
「おはよー」って綾小路に声をかけると「おはよう」って振り返った奴の顔は冬の息で靄がかかってた。
マスクのせいで息が顔にかかってる。笑いたいけど朝から期限悪くなられるの嫌だから笑わない。
「寒いね」
言うと必ず綾小路はポケットに入っていた手を差し出してくる。
茶色い皮の手袋を取っ払って手を握ると、手袋もしてない僕の手が冷たくて「寒い」って零すけど手は逃げて行かない。
取った手袋は僕のポケットの中。
余計な物を排除。二つ目。
ココ最近のお昼休みには綾小路を連れて屋上に行くのが定番。
冬の屋上利用者は極端に少なくなる。
綾小路も少し文句足れるけど「行こう」って言うと弁当箱と水筒を手についてくる。
ワガママも聞いてくれるし、割と僕に甘いよね。
人の居ない屋上で弁当を一緒に食べる。
「いただきます」って律儀に挨拶してマスクを外した綾小路を見るのは僕だけ。
余計な物を排除。三つ目。
三年生の冬で部活は既に終了してるはずなのに綾小路は部活に顔を出してる。
僕は仕方が無いので下校時刻まで図書室で寝たり本を読んだりして時間をつぶしてる。
でも、そろそろ時間だなってのを見計らって音楽室に行く。
そうすると楽器を片付けた綾小路の周りに部の子たちが集まって何か話してる。
音楽や練習の事で盛り上がってるんだろう、入り口の所で彼らと笑ってる顔を少し見て名前を呼ぶ。
僕に気づいた綾小路が「さよなら」と後輩たちに別れを告げて僕の所に来て
「待たせて悪かったな」って。
余計な物を排除。四つ目。
帰り道、寒くてまた綾小路の顔が息でモヤモヤとしている。
「帰り道も、寒いね」
暗くて周りに人が居ないから僕が手を出すと手袋を片方くれた。
お互いに手袋をしていない手を繋いで、同時に「寒い」と通り抜けた風に身を震わせた。
もう少し歩いたら分かれ道。
「ねぇ、今、マスク何枚付けてんの?」
「今日は一枚」
「へぇ、そう」
言って、手を引き寄せてよろめいた綾小路にキスをした。
マスク一枚分隔てて触れた。
余計な物を排除。五つ目。
「綾小路、明日は何曜日だ?」
「土曜日」
突然のキスに驚きつつも真面目に明日の曜日を答えた。
「よって!」
「よって・・・?」
「今日は僕の家に来なさい」
「え?」
「全て取っ払っちゃいたいからさ。おいで」
言うと綾小路は耳まで赤くさせて頷いた。
end.
一つ目は手袋。二つ目は視線。三つ目は周りの子。四つ目は一枚のマスク。
五つ目は向かれて食べられるって解釈で。わかりますかね;;
わかりづらい。
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