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跡日/いつの私も

ジロちゃんと日吉くんが幼馴染み設定でお願いします。
日吉くんはほっとんど出てきません。
ジロちゃん家に遊びにきた跡部さんの話。
きもいアホな跡部さんOKな方のみどうぞ。

- いつの私も -


跡部が家に来た。
本当はひよの家に行こうと思ってたみたいだけど、家の練習があるとか言ってひよは先に帰ってしまったから。
少し凹んでる(跡部は別に落ち込んでないって言ってたけど)みたいだったから家に連れてきた。
「ねぇ、跡部はひよの何処が好きなのー?」
「何だぶしつけに?」
「えー、別にぃ、聞きたかったからさぁ。あ、お茶どうぞ」
ぼんからティーパック紅茶のカップを机に置いた。
「悪いな」
「で、どうなの?」
横に座って詰め寄る。
「別になんだって良いだろ」
「あ、照れてんの?」
「照れてない」
「わかった、ひよの事あんまり知らないんでしょう?仕方が無いな、かわいそうな跡部にとっておきを見せてあげる」
立ち上がって本棚を見る、えーと、何処に置いてあるっけ?
後から「かわいそうとは何だ!」っとか言ってるけど無視。
おっ、あったあった。
また跡部の横に戻って見つけた物を見せてやる。
「じゃーん、あるばむぅー♪」
「・・・・・」
跡部ってばノリ悪いし。
「見せてやんないぞー?ひよも載ってんのに」
「っ!悪かった、見せてください」
よろしいって、なんか殿様みたい。
ご機嫌にアルバムを開いてみせてやる。

「ほらほら、ココにひよ居るよ。可愛い〜。でもでも、俺の方が可愛い〜。ね?」
ペラペラと何ページか写真を見せてやって、これは一緒に遊園地行ったときだとか、海水浴だの、
お正月の挨拶だの、七五三だのと思い出を話した。
その間、殆ど無言の跡部。
どうしたの?っと顔を覗き込むと、一心に見てる。
えぇぇ、跡部、それキモイ・・・。
写真の中のひよも逃げちゃうってば。
「あ、跡部?」
「あぁ」って超空返事じゃん!
「ちょ、マジきもいしぃ」
「なぁ、この子、誰だ?」
と、指差したのは日吉のお兄さん。
「ひよのお兄ちゃん。ねぇ、ひよの小さいときの写真一枚あげようか?」
「ホントか?」
・・・・・・跡部、目がマジですって。こえぇ。
そこに廊下を歩く足音がする。
おっ、誰だ?
「ジローさん?」と現れたのはひよ本人。
タイミングがいいのか、悪いのか。
「おー、ひよー。跡部マジキモイぃ」
「きもいって何でですか?あっ・・・!」
ひよの目線は俺たちの手元に有るアルバムに向けられ、恥ずかしいのか顔を赤くしてワナワナと震えている。
「日吉?」
跡部がひよを心配して声をかけた。
「ジローさん、見せたんですか?」
「えっ、見せちゃった」
「・・・・・最低!」
怒って日吉は帰っていった。
「・・・日吉のヤツ、どうしたんだ?な、ジロー、写真2枚くれないか?」

このきもいヤツも持ち帰ってくれよな!



end.
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