跡日/泣かせたい
未来設定で。
24歳と25歳。社会人です。
エロ有り、苦手な人はスルーしてください。
- 泣かせたい -
「24歳おめでとう、何か欲しい物あるか?」
小さく名前を呼ばれたと思ったら電話が切れた。
通話先のない事を知らせる電子音が耳に届く。
ふっと息を零すと12月の冷気が一瞬で息を白くした。
少し前を歩いていた同僚が「どうしたんだ?」っと声をかけてきた。
頭を掻いて、手を挙げるだけで返事をした。
今日は12月4日。
いや、もう、時計は5日になっている。
年末は忙しいので会社で企画された忘年会は4日。
もしやっとは思っていたが、飲み足りないの上司の一声で3軒目に向かう途中。
似たような装いの酔っぱらい。
自分はお酒には強い方だからなのか、足取りはしっかりしている。
会えないならせめて、おめでとうが言いたかったから電話したのに。
途中で切られたあげく、今、日吉がどんな顔をしてるのか気になって仕方がない。
小さな声で、「跡部さん」と名を呼んだ。
自分はオンオフはしっかり出来る人間だと思っていたのに、あいつに対してだけは境界線が薄れる。
同僚にこっそりと「先に帰る」と伝えたら「あの酔っぱらいのおもりは誰がするんだよ」っと言われたが苦笑いで逃げる。
途中、大通りからタクシーを拾って、日吉が一人暮らししているアパートへ来た。
時計は既に1時過ぎ。
殆どの家の電気が消えた中にまだ明かりのともる部屋。
チャイムを鳴らしても人の動く気配を感じない。
もしかして、消し忘れて寝たのか?
ありえないなっと自分の考えを打ち消して、最近もらった合鍵で中に入る。
「お邪魔します」
仲を覗き込むと日吉が一人卓に向かっているのが見えた。
自分の家じゃないのに「ただいま」っと言って髪を撫でた。
振り返った日吉は少しトロンとした目で見上げてきた。
「お帰りなさい」と言った手元にはお酒のカン。
「珍しいな、お前が飲むなんて」
「えぇ、少し酔いたくなって」
普段より気が緩んでいるせいか、笑って上着を脱いだ俺に手を伸ばしてくる。
横に腰を下ろして顔を見るとキスをされた。
「・・・・お前、相当酔ってるな?」
「酔ってませんよ、昨日は鳳たちが誕生日祝いしてくれたんです」
嬉しそうに笑って俺の頬に手を寄せる。
「プレゼントだって、ほら」指差された方にはキレイな箱や袋。
「良かったな」
「はい、跡部さんは、何かくれないんですか?」
「そういえば、電話で何か欲しいって言ってなかったか?」
聞くとキレイに口端をあげて「跡部さんが欲しい」と言った。
寝室に手を引いていってやると大人しくついてくる。
ソッとベットに押し倒すと熱いまなざしで俺を見上げた。
キスをすると積極的に舌を絡めてくる。
酒のせいなのか体温の高い首筋に噛み付くと声を零した。
「日吉、どうしてほしい?」
髪の毛を撫でて聞いてやると恥ずかしそうに「沢山キスして」と。
何処もかしこも唇で触れてない所が無いぐらいにキスを落として、服を一枚ずつ剥いで床に服の山を作る。
自分もネクタイにジャケットと少しずつ脱いでいく。
日吉のベルトを外し、ジーパンを脱がす。
太もも内側が弱いのを知っていてしつこく吸い付く。
「や、跡部さんっ」
「なんだ?」
「触って・・・・」
「何処をだ?言わないとわからない」
意地悪すると泣きそうな顔をした日吉が俺の手を取って股間に誘導する。
「ココ触って、下さい」
触れてやると少し震えた立ち上がり始めた日吉のモノ。
「ココか?」
「ぁ、・・・直で」
顔を真っ赤にして照れているのに酔っているせいなのか、やる事は大胆だ。
日吉の滅多に見れない態度にニヤリと笑いが零れた。
日吉のモノを口に含んで、グダグダに零れた先走りとベットサイドに置かれた潤滑剤で後を攻める。
「あっ、ぁ・・・・・くっ」
中を探るとオスがヒクヒクと脈打つ。
同時に指の先で尿道の辺りを弄ってやると刺激が強いのか顔を振って腰が引ける。
「日吉、どうしてほしい?」
「あぁ、・・・わかってる、んでしょ?」
「言わないとわからない」と耳元で囁いてやると
「意地悪しないで」っと泣きそうな声。
「跡部さんが欲しいって最初から言ってるじゃないですか」っと目に涙を溜めて言った。
ゆっくりと突き上げてやると腕の中の身体がガクガクと震える。
「や、やっ・・・あん・・・・」
もう、言葉らしい事も言えずに俺の突き上げと共に声を零す。
極まって涙が止まらないのか、枕元を濡らす。
「わかし」と囁けばキュッと内側を締め付けてくる。
激しく揺さぶると背に爪を立てられた。
「ぅんっ、・・・あ、けいごっ」
名前を呼ばれ、キツいぐらいの感触に欲を破裂させた。
日吉も自分の腹の上に数回に分けて欲を落とした。
「はっ、あ・・・ふぅ・・・。」
中から自身を引き抜き、涙を拭き取ってやると虚ろな目が俺を見た。
「あ、とべさん・・・・」
「あぁ」
「来年は、ずっと一緒に居てくださいね。・・・・今日も待ってたんです」
と、言ったとたん糸が切れたように日吉は眠った。
翌日に自分の痴態を覚えているのかどうか、楽しみだ。
自分も日吉の横に寝転がって目を閉じた。
end.
24歳と25歳。社会人です。
エロ有り、苦手な人はスルーしてください。
- 泣かせたい -
「24歳おめでとう、何か欲しい物あるか?」
小さく名前を呼ばれたと思ったら電話が切れた。
通話先のない事を知らせる電子音が耳に届く。
ふっと息を零すと12月の冷気が一瞬で息を白くした。
少し前を歩いていた同僚が「どうしたんだ?」っと声をかけてきた。
頭を掻いて、手を挙げるだけで返事をした。
今日は12月4日。
いや、もう、時計は5日になっている。
年末は忙しいので会社で企画された忘年会は4日。
もしやっとは思っていたが、飲み足りないの上司の一声で3軒目に向かう途中。
似たような装いの酔っぱらい。
自分はお酒には強い方だからなのか、足取りはしっかりしている。
会えないならせめて、おめでとうが言いたかったから電話したのに。
途中で切られたあげく、今、日吉がどんな顔をしてるのか気になって仕方がない。
小さな声で、「跡部さん」と名を呼んだ。
自分はオンオフはしっかり出来る人間だと思っていたのに、あいつに対してだけは境界線が薄れる。
同僚にこっそりと「先に帰る」と伝えたら「あの酔っぱらいのおもりは誰がするんだよ」っと言われたが苦笑いで逃げる。
途中、大通りからタクシーを拾って、日吉が一人暮らししているアパートへ来た。
時計は既に1時過ぎ。
殆どの家の電気が消えた中にまだ明かりのともる部屋。
チャイムを鳴らしても人の動く気配を感じない。
もしかして、消し忘れて寝たのか?
ありえないなっと自分の考えを打ち消して、最近もらった合鍵で中に入る。
「お邪魔します」
仲を覗き込むと日吉が一人卓に向かっているのが見えた。
自分の家じゃないのに「ただいま」っと言って髪を撫でた。
振り返った日吉は少しトロンとした目で見上げてきた。
「お帰りなさい」と言った手元にはお酒のカン。
「珍しいな、お前が飲むなんて」
「えぇ、少し酔いたくなって」
普段より気が緩んでいるせいか、笑って上着を脱いだ俺に手を伸ばしてくる。
横に腰を下ろして顔を見るとキスをされた。
「・・・・お前、相当酔ってるな?」
「酔ってませんよ、昨日は鳳たちが誕生日祝いしてくれたんです」
嬉しそうに笑って俺の頬に手を寄せる。
「プレゼントだって、ほら」指差された方にはキレイな箱や袋。
「良かったな」
「はい、跡部さんは、何かくれないんですか?」
「そういえば、電話で何か欲しいって言ってなかったか?」
聞くとキレイに口端をあげて「跡部さんが欲しい」と言った。
寝室に手を引いていってやると大人しくついてくる。
ソッとベットに押し倒すと熱いまなざしで俺を見上げた。
キスをすると積極的に舌を絡めてくる。
酒のせいなのか体温の高い首筋に噛み付くと声を零した。
「日吉、どうしてほしい?」
髪の毛を撫でて聞いてやると恥ずかしそうに「沢山キスして」と。
何処もかしこも唇で触れてない所が無いぐらいにキスを落として、服を一枚ずつ剥いで床に服の山を作る。
自分もネクタイにジャケットと少しずつ脱いでいく。
日吉のベルトを外し、ジーパンを脱がす。
太もも内側が弱いのを知っていてしつこく吸い付く。
「や、跡部さんっ」
「なんだ?」
「触って・・・・」
「何処をだ?言わないとわからない」
意地悪すると泣きそうな顔をした日吉が俺の手を取って股間に誘導する。
「ココ触って、下さい」
触れてやると少し震えた立ち上がり始めた日吉のモノ。
「ココか?」
「ぁ、・・・直で」
顔を真っ赤にして照れているのに酔っているせいなのか、やる事は大胆だ。
日吉の滅多に見れない態度にニヤリと笑いが零れた。
日吉のモノを口に含んで、グダグダに零れた先走りとベットサイドに置かれた潤滑剤で後を攻める。
「あっ、ぁ・・・・・くっ」
中を探るとオスがヒクヒクと脈打つ。
同時に指の先で尿道の辺りを弄ってやると刺激が強いのか顔を振って腰が引ける。
「日吉、どうしてほしい?」
「あぁ、・・・わかってる、んでしょ?」
「言わないとわからない」と耳元で囁いてやると
「意地悪しないで」っと泣きそうな声。
「跡部さんが欲しいって最初から言ってるじゃないですか」っと目に涙を溜めて言った。
ゆっくりと突き上げてやると腕の中の身体がガクガクと震える。
「や、やっ・・・あん・・・・」
もう、言葉らしい事も言えずに俺の突き上げと共に声を零す。
極まって涙が止まらないのか、枕元を濡らす。
「わかし」と囁けばキュッと内側を締め付けてくる。
激しく揺さぶると背に爪を立てられた。
「ぅんっ、・・・あ、けいごっ」
名前を呼ばれ、キツいぐらいの感触に欲を破裂させた。
日吉も自分の腹の上に数回に分けて欲を落とした。
「はっ、あ・・・ふぅ・・・。」
中から自身を引き抜き、涙を拭き取ってやると虚ろな目が俺を見た。
「あ、とべさん・・・・」
「あぁ」
「来年は、ずっと一緒に居てくださいね。・・・・今日も待ってたんです」
と、言ったとたん糸が切れたように日吉は眠った。
翌日に自分の痴態を覚えているのかどうか、楽しみだ。
自分も日吉の横に寝転がって目を閉じた。
end.
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