跡日/先生、質問です
拍手頂いたので、勉強の時間ですの続編です。
大学生日吉くんに高校生の跡部さん。
年齢逆転パロなので、苦手な方はスルーしてください。
- 先生、質問です -
何なんだ?
今自分はどんな状況下に立たされているのか全くわからない。
是非とも、レポート用紙一枚分で良いから説明して欲しい物だ。
俺は回らない頭で自分を見下げてくる一生徒を見上げた。
突然の告白を受けてから、イエスともノーとも答えてないのに
俺の気持ちを読み取ったらしい、勘のいい子がニヤリと笑った。
「先生、質問なんですけど?」
先生なんて言うくせにその圧迫する声は何だ。
いつもは先生なんて呼ばないくせに。
逃げ場を塞がれた俺は内心オドオドとするばかりだ。
さっきまで普段と同じように勉強をして、そろそろ終わろうって教科書を閉じた所だ。
それから、メガネを外そうとしただけだったのに、
何を間違った?
「あ、とべくん?」
押し倒されました、生徒に。
しかも、年だって4つも離れてる子に。
男として屈辱・・・の前に非力な自分に腹が立つ、油断したな。
「両想いなのに返事をもらえないし、焦れったいんですけど、俺はどうすれば良いと思いますか?」
ずいっと近づけられた自信満々な顔。
ちょちょちょ、どこからそんな自信を。と、言うかそれ俺に言ってるだろ。
好きって言ってないのに両想いって断定するなんて・・・例え、そうだとしてもだな。
「・・・・」
モヤモヤと思考を巡らしていると優しく頬を撫でられた。
何処でそんな手つき覚えたんだっ。
「ね、日吉さん、教えてくださいよ。相手は俺の事嫌いなんでしょうか?」
真剣な目で見つめられると照れる、年下と言えども整った顔立ちのヤツに見つめられるとドキドキする。
せめてもの逃げにと、顔を背けてしつこく聞いてくる彼に言った。
「そんなの相手に聞けよ」
「・・・・・ふーん、わかりました」
跡部くんとの距離が少しだけ開いたので顔を向ける。
「日吉さん、俺、あなたとヤラシい事したいんですけど、駄目ですか?」
我慢出来ませんと耳元に寄せられた唇が動く。
身体がカーッと一気に火照って頭が回らなくなる。
「俺、童貞だから!」
・・・・・・・・・おおお、俺は今なにを口走った?
何か確実に不正解と言うか、自分で掘った穴に落ちたと言うか。
フッと息がかかったので盗み見ると嬉しそうな顔で跡部くんが言った。
「俺も童貞だから安心しろ」
安心とか、そういう問題じゃないだろ。
お前の論点は間違ってる、まずは、まずは
「好きかどうか答えを聞いてからにしろよなっ」
「そうですか、じゃぁ、日吉さん。俺の事好きですよね?」
end.
日吉くん追いつめられました編(笑)
大学生日吉くんに高校生の跡部さん。
年齢逆転パロなので、苦手な方はスルーしてください。
- 先生、質問です -
何なんだ?
今自分はどんな状況下に立たされているのか全くわからない。
是非とも、レポート用紙一枚分で良いから説明して欲しい物だ。
俺は回らない頭で自分を見下げてくる一生徒を見上げた。
突然の告白を受けてから、イエスともノーとも答えてないのに
俺の気持ちを読み取ったらしい、勘のいい子がニヤリと笑った。
「先生、質問なんですけど?」
先生なんて言うくせにその圧迫する声は何だ。
いつもは先生なんて呼ばないくせに。
逃げ場を塞がれた俺は内心オドオドとするばかりだ。
さっきまで普段と同じように勉強をして、そろそろ終わろうって教科書を閉じた所だ。
それから、メガネを外そうとしただけだったのに、
何を間違った?
「あ、とべくん?」
押し倒されました、生徒に。
しかも、年だって4つも離れてる子に。
男として屈辱・・・の前に非力な自分に腹が立つ、油断したな。
「両想いなのに返事をもらえないし、焦れったいんですけど、俺はどうすれば良いと思いますか?」
ずいっと近づけられた自信満々な顔。
ちょちょちょ、どこからそんな自信を。と、言うかそれ俺に言ってるだろ。
好きって言ってないのに両想いって断定するなんて・・・例え、そうだとしてもだな。
「・・・・」
モヤモヤと思考を巡らしていると優しく頬を撫でられた。
何処でそんな手つき覚えたんだっ。
「ね、日吉さん、教えてくださいよ。相手は俺の事嫌いなんでしょうか?」
真剣な目で見つめられると照れる、年下と言えども整った顔立ちのヤツに見つめられるとドキドキする。
せめてもの逃げにと、顔を背けてしつこく聞いてくる彼に言った。
「そんなの相手に聞けよ」
「・・・・・ふーん、わかりました」
跡部くんとの距離が少しだけ開いたので顔を向ける。
「日吉さん、俺、あなたとヤラシい事したいんですけど、駄目ですか?」
我慢出来ませんと耳元に寄せられた唇が動く。
身体がカーッと一気に火照って頭が回らなくなる。
「俺、童貞だから!」
・・・・・・・・・おおお、俺は今なにを口走った?
何か確実に不正解と言うか、自分で掘った穴に落ちたと言うか。
フッと息がかかったので盗み見ると嬉しそうな顔で跡部くんが言った。
「俺も童貞だから安心しろ」
安心とか、そういう問題じゃないだろ。
お前の論点は間違ってる、まずは、まずは
「好きかどうか答えを聞いてからにしろよなっ」
「そうですか、じゃぁ、日吉さん。俺の事好きですよね?」
end.
日吉くん追いつめられました編(笑)
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