高火/主人公
一日一火神くん。
高火で、好きあってる二人。
7/24分。
- 主人公 -
火神の事が好きだなーっと思ったので、告白したら、結構あっさり受け入れてくれて、俺たち付き合ってる。
誰しもが、自分の人生での主人公だけど、俺の相棒の真ちゃんもそうだけど、ソイツが居るだけで、中心人物がぐっと変えられる感覚がある奴が居る。奇跡のメンバーとか、俺の周りにはそんな奴らが沢山いるけど、その中にもちろん、火神も名を連ねてる一人。
俺が勝手に、思ってるだけなんだけど、火神は、本人の中でも全力で主人公をやっていて、ついでに一緒にいると俺の中の主人公にもなってしまうんだ。
すげぇ、感覚的なもんなんだけども。
自分の時間なのか、火神の部分を貰ってるようにも感じる。俺も誰かの主人公になれたりするのかな。逆を言えば、火神にとって、俺は、一人の主人公になりえるのか。
そんな魅力的な奴が俺の恋人。
「火神ってさ、すごく主人公っぽいよな」
「なんだそれ」
さっきまでストバスして、みんなで、マジバで涼んでから帰ろうぜっと、話になり、夕日の沈みそうな、赤い時間を一緒に歩く。前方に緑間、黒子、青峰が歩いてる。
俺たちは、少し遅れて続くように歩いている。鞄の中のボールを愛おしく掌で撫でる。
「や、俺みたいなモブはトップには立てないから」
「お前人気じゃん、この間、出かけたとき待ち合わせの場所で女子に声かけられてた」
「えっ、なに、見てたの?!いやいや、ちゃんと断ったよ」
「や、うん、わかってっけど」
「道聞かれて、分かんないから一緒に行ってって言われただけだって。喋りやすいだけだって。人気とかじゃないって」
皆に見えないように、鞄の端を軽く引っ張り、拗ねたそぶりを見せる。口をとがらせて、信じてよっと、言えば、曖昧な返事が返される。
「俺の言葉信じれないわけぇ」
「違うって、お前、カッコいいし連れてかれちゃったら困るなって」
「えっ、火神が困るの?!」
「困るよ、だって、どうやって好きになってもらえばいいか分かんない」
今度は火神が拗ねたように、俺の鞄の端を軽く引っ張ってきた。
「いやいやいや、お前十分魅力的だって、普通にしてて、めちゃくちゃ好き」
「・・・そういうこと、ド正面から言うなよ、照れるだろ」
照れて顔をそむける火神の前に一歩走り出て、「可愛いー」と、言うと、「やめろ」と、再度逃げようとする火神の手をとらえた。
「主役に存在を知ってもらいたいので、俺の方が一杯いっぱいだよ」
と、真剣な顔で口にすれば、「お前、すっげー魅力的だから、俺の手を離すなよ」と、言われた。
「いえー、絶対に放しませーん、逃がしませーん」と、繋いだ手を上に掲げて、浮かれて少々大きくなった声を聞いて、前を歩いていた三人が「なんだなんだ?」と、こちらを見る。
「大丈夫ー!なんでもなーい!」と、言うと、つまらなそうに、また前を向いてしまった三人。
「ね、今夜、電話してイイ?」
「寝る前に少しだけな」
「OK、OK寝る前でもなんでもイイ。俺だけの火神~」
機嫌よく歌うように火神の名前を呼ぶ。火神だけの僕ですよぉ~と、続けて言うと、ギュッと握った手に力が籠められる。
案外、火神の中でもちゃんと、自分てば、愛されてるみたいだ。
end.
高火で、好きあってる二人。
7/24分。
- 主人公 -
火神の事が好きだなーっと思ったので、告白したら、結構あっさり受け入れてくれて、俺たち付き合ってる。
誰しもが、自分の人生での主人公だけど、俺の相棒の真ちゃんもそうだけど、ソイツが居るだけで、中心人物がぐっと変えられる感覚がある奴が居る。奇跡のメンバーとか、俺の周りにはそんな奴らが沢山いるけど、その中にもちろん、火神も名を連ねてる一人。
俺が勝手に、思ってるだけなんだけど、火神は、本人の中でも全力で主人公をやっていて、ついでに一緒にいると俺の中の主人公にもなってしまうんだ。
すげぇ、感覚的なもんなんだけども。
自分の時間なのか、火神の部分を貰ってるようにも感じる。俺も誰かの主人公になれたりするのかな。逆を言えば、火神にとって、俺は、一人の主人公になりえるのか。
そんな魅力的な奴が俺の恋人。
「火神ってさ、すごく主人公っぽいよな」
「なんだそれ」
さっきまでストバスして、みんなで、マジバで涼んでから帰ろうぜっと、話になり、夕日の沈みそうな、赤い時間を一緒に歩く。前方に緑間、黒子、青峰が歩いてる。
俺たちは、少し遅れて続くように歩いている。鞄の中のボールを愛おしく掌で撫でる。
「や、俺みたいなモブはトップには立てないから」
「お前人気じゃん、この間、出かけたとき待ち合わせの場所で女子に声かけられてた」
「えっ、なに、見てたの?!いやいや、ちゃんと断ったよ」
「や、うん、わかってっけど」
「道聞かれて、分かんないから一緒に行ってって言われただけだって。喋りやすいだけだって。人気とかじゃないって」
皆に見えないように、鞄の端を軽く引っ張り、拗ねたそぶりを見せる。口をとがらせて、信じてよっと、言えば、曖昧な返事が返される。
「俺の言葉信じれないわけぇ」
「違うって、お前、カッコいいし連れてかれちゃったら困るなって」
「えっ、火神が困るの?!」
「困るよ、だって、どうやって好きになってもらえばいいか分かんない」
今度は火神が拗ねたように、俺の鞄の端を軽く引っ張ってきた。
「いやいやいや、お前十分魅力的だって、普通にしてて、めちゃくちゃ好き」
「・・・そういうこと、ド正面から言うなよ、照れるだろ」
照れて顔をそむける火神の前に一歩走り出て、「可愛いー」と、言うと、「やめろ」と、再度逃げようとする火神の手をとらえた。
「主役に存在を知ってもらいたいので、俺の方が一杯いっぱいだよ」
と、真剣な顔で口にすれば、「お前、すっげー魅力的だから、俺の手を離すなよ」と、言われた。
「いえー、絶対に放しませーん、逃がしませーん」と、繋いだ手を上に掲げて、浮かれて少々大きくなった声を聞いて、前を歩いていた三人が「なんだなんだ?」と、こちらを見る。
「大丈夫ー!なんでもなーい!」と、言うと、つまらなそうに、また前を向いてしまった三人。
「ね、今夜、電話してイイ?」
「寝る前に少しだけな」
「OK、OK寝る前でもなんでもイイ。俺だけの火神~」
機嫌よく歌うように火神の名前を呼ぶ。火神だけの僕ですよぉ~と、続けて言うと、ギュッと握った手に力が籠められる。
案外、火神の中でもちゃんと、自分てば、愛されてるみたいだ。
end.
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