古キョン/頬をつたう
古泉くん視点。
だいぶ謎な話。自分で書いたくせに・・・。
最終的に通い妻なキョンくんを臭わしてます。
家事洗濯が好きな彼が良いです。
あなたの涙を空まで飛ばして私は飛行機雲
- 頬をつたう -
屋上の西側のフェンスにもたれて空を見つめる
ちょうど下の部屋から小粋な音楽と漂うコーヒーの匂いがする
好きな歌が流れたので囁くみたいに小さな声で歌った
僕はなんでも知っている
彼のことなら、好きなこと嫌いなこと
自分のこと以上に感じ取れている気がする
それは僕が彼の生き別れの半身っと妄想するからかもしれない
現実との線引きが虚しく
曖昧な輪郭に悲しくなった
「おまえ、 変わってるな」
初めてあったときの彼は面倒事は嫌いだと言いながらもにじみ出るお人好しの性格を隠せないでいた
「はい、よく言われます。ついでに何故だかモテます」
作り笑いと冗談をセットで言葉を返すとカラカラとした笑い声をあげた
それから僕の立ち振る舞いをジッと見やり言った
「まぁ、おまえの容姿なら、な。でも…俺に無理して笑わなくてイイ、楽しかったら笑え」
自分に嘘付かなくて良いぞ
彼はクスミのない存在であっと言う間に僕は恋に落ちた
高校で彼を見かけると友人と話していたとしても僕は声をかけた
特進クラスと普通クラスの差なんて壁一枚だ、学力の壁は勉強だけでは培うことが出来ない
っと言ったのは彼だった
確かに彼は色々なことを知っていたが、それは教科の勉強が出来ない自分自身に送ったエールなのかもしれない
でも、僕は嬉しいと思った
ふふっと零れる笑顔に目の前の彼も笑った
「おまえ、やっぱ変わってんな」
それはとても嬉しそうな声だった、前に同じ言葉を掛けられた時よりも慣れと温かみが感じられた
「はい、これが僕の魅力ですからね」
「自分で言うな」
茶化したら即座に突っ込まれた
誰もいない放課後の教室はガランとしていた
「はは、すいません」
「うん、おまえ変わってるよ」
ジリジリと太陽が沈んでいく、世界が赤色になる
そして、色による体感温度が上昇、突然のキスにまた上昇
胸ぐらを掴まれてした初めてのキスは正直痛かったです
一瞬の接点、柔らかな唇は離れていった
僕を見上げてから彼は言った
「ま、そんな奴が好きな俺も相当変わってんな」
日の高くあがった昼下がり、眩しさに目を細めて向きを変えた
ハタハタとお向かいのベランダで揺れる洗濯物をフェンスに腕を乗せて眺める
ハンガーに掛かったワイシャツは空の色を映したみたいにきれいな水色、それに並ぶ紺色のパーカーとクリーム色のTシャツ
口には出さずに彼の名を呼んだ所で見ていた部屋からのそりと一人出てきてこちらを見た
「あ…」
「わっ…」
本当にでてくるなんて、僕に気づいた彼はベランダの柵に乗り出していった
「おまえ、俺ばっかに家事させといてどっかいくなよな!」
怒る彼に頬がゆるむ、すいませんと口に付いたが果たして声が届いたのか
「いいから早く帰ってこい、飯食うぞ、待ってたんだ。バカ」
照れ隠しの声にまた笑って返事をした
だいぶ謎な話。自分で書いたくせに・・・。
最終的に通い妻なキョンくんを臭わしてます。
家事洗濯が好きな彼が良いです。
あなたの涙を空まで飛ばして私は飛行機雲
- 頬をつたう -
屋上の西側のフェンスにもたれて空を見つめる
ちょうど下の部屋から小粋な音楽と漂うコーヒーの匂いがする
好きな歌が流れたので囁くみたいに小さな声で歌った
僕はなんでも知っている
彼のことなら、好きなこと嫌いなこと
自分のこと以上に感じ取れている気がする
それは僕が彼の生き別れの半身っと妄想するからかもしれない
現実との線引きが虚しく
曖昧な輪郭に悲しくなった
「おまえ、 変わってるな」
初めてあったときの彼は面倒事は嫌いだと言いながらもにじみ出るお人好しの性格を隠せないでいた
「はい、よく言われます。ついでに何故だかモテます」
作り笑いと冗談をセットで言葉を返すとカラカラとした笑い声をあげた
それから僕の立ち振る舞いをジッと見やり言った
「まぁ、おまえの容姿なら、な。でも…俺に無理して笑わなくてイイ、楽しかったら笑え」
自分に嘘付かなくて良いぞ
彼はクスミのない存在であっと言う間に僕は恋に落ちた
高校で彼を見かけると友人と話していたとしても僕は声をかけた
特進クラスと普通クラスの差なんて壁一枚だ、学力の壁は勉強だけでは培うことが出来ない
っと言ったのは彼だった
確かに彼は色々なことを知っていたが、それは教科の勉強が出来ない自分自身に送ったエールなのかもしれない
でも、僕は嬉しいと思った
ふふっと零れる笑顔に目の前の彼も笑った
「おまえ、やっぱ変わってんな」
それはとても嬉しそうな声だった、前に同じ言葉を掛けられた時よりも慣れと温かみが感じられた
「はい、これが僕の魅力ですからね」
「自分で言うな」
茶化したら即座に突っ込まれた
誰もいない放課後の教室はガランとしていた
「はは、すいません」
「うん、おまえ変わってるよ」
ジリジリと太陽が沈んでいく、世界が赤色になる
そして、色による体感温度が上昇、突然のキスにまた上昇
胸ぐらを掴まれてした初めてのキスは正直痛かったです
一瞬の接点、柔らかな唇は離れていった
僕を見上げてから彼は言った
「ま、そんな奴が好きな俺も相当変わってんな」
日の高くあがった昼下がり、眩しさに目を細めて向きを変えた
ハタハタとお向かいのベランダで揺れる洗濯物をフェンスに腕を乗せて眺める
ハンガーに掛かったワイシャツは空の色を映したみたいにきれいな水色、それに並ぶ紺色のパーカーとクリーム色のTシャツ
口には出さずに彼の名を呼んだ所で見ていた部屋からのそりと一人出てきてこちらを見た
「あ…」
「わっ…」
本当にでてくるなんて、僕に気づいた彼はベランダの柵に乗り出していった
「おまえ、俺ばっかに家事させといてどっかいくなよな!」
怒る彼に頬がゆるむ、すいませんと口に付いたが果たして声が届いたのか
「いいから早く帰ってこい、飯食うぞ、待ってたんだ。バカ」
照れ隠しの声にまた笑って返事をした
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