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哲御/首元に黄色

ちび御幸くんと、半獣哲さん。書きたい所だけ、エロ。



- 首元に黄色 -


 俺の家には、一匹の猫が居る。歳は5つ離れてる。人間みたいな見た目だけど、猫耳と尻尾が生えてる。猫って、普通は一日中寝ているのが仕事だけど、うちの猫は、俺と一緒で野球が大好きで、学校から帰ってくると、遊びに行こう!と、グローブとボールを持って近くの公園へ行くのが日常。名前を「哲」と、言う。
 歳は、彼の方が上なので、俺は、「哲さん」と、呼んでいる。俺が12歳で、哲さんが17歳。仕事が忙しい父親が一緒に居る相手として、連れてきた。元々は何処か別の所で暮らしていたらしいが、事情があって引き取ったらしい。
 マジメで冗談の少々通じない彼、しっかりしているようで天然。愛嬌のある笑顔が俺のお気に入り。首元にトレドマークの、黄色の鈴を付けて、チリリンと、音を鳴らせる。

 いつもと違って今日は出迎えがない。俺が学校から帰ってくると、ゴロリと床に寝転んでいたので、野球やろうぜ!って、上に乗り上げた。
 ダルそうにコチラを向いた哲さんは、ドコか熱っぽい瞳で俺を見上げて、「にゃー」と、鳴いた。鈴もチリンッと鳴る。いつもなら、言葉を喋るのにどうしたんだろう?
「風邪ひいた?」と、熱い身体を撫でてやる。ビクビクと身体を揺らせて俺の方を見つめてくる。ホントどうしたんだろう。心配で顔を近づけると、両手が俺の両頬を捕らえて、顔を引き寄せられた。
 驚いて目をまん丸く開けた先には、哲さんが目を閉じて、俺の口と哲さんの口がくっ付いてる現状。余計にビックリして逃げようとする腰を哲さんの大きな手が俺を逃がさないように回される。
 あむあむと、唇を軽く噛まれて、驚いて開いた口の中に、ヌルヌルとした舌が入ってくる。歯の裏をなぞられて、歯の一つ一つを確認するように舐められる。奥に縮こまった俺の舌を舌で突ついてくる。
 上手に、息ができなくて、溺れたみたいになって、陸の上に居るのに、苦しい。肌に熱い鼻息がかかる。上体を起こした哲さんが、俺の身体をギュウッと、抱き込む。相手から日なたの温かい匂いとは反対に、ドキドキと胸が速打つ。
 やっと、離れたと思ったら、瞼をペロリと舐められる。驚いて、涙が浮かんでいる気がする。哲さんに同調するように自分もなんだか熱っぽい気がする。俺も、風邪がうつっちゃったのかも?っと、ボンヤリとした頭で考えていると、哲さんが身体を少し揺すり上げた。
 尻あたりに、違和感を感じて、ソッと覗き見る。コレは、知っている。少し前に、学校で教えてもらった。

「わっわっ、て、哲さん・・・・発情期!?」

 哲さんが、辛抱たまらん!って、顔でまた俺に顔を寄せる。顔中をベロベロ舐められて、恥ずかしい。眼鏡がズレて、オデコの上に退けられる。片手は、俺が逃げれないように腰に沿えて、もう片方の手が服の中に忍び込んでくる。
 胸元を、ムニムニと揉まれるので、「おっぱい出ないよぉ」と、半泣きで言っても、止めてくれない。哲さんっと弱々しく名前を呼ぶしかできない。頭が正常に回ってない。
 「み、ゆきぃっ、触ってくれ」
 切羽詰まった声が、耳元で言われる。苦しそうで、可哀想で、誘導されるままに彼のスウェットに手を伸ばした。腰を上げて、ズラされた下着の下に窮屈そうに入っていた性器が零れ出た。ブルッと、身体を揺らした哲さんが、熱い息を零す。
 小さな手で、おそるおそる触れてやると、先端からチョロリと先走りが零れた。ぬるっとしたソレが補助するように手が滑る。「擦って」と、お願いされて、コクリと頷いた。
 ハァハァと、熱い息を零して、熱に潤んだ目が俺をジッと見る。哲さんの手が俺の胸を撫で擦る。刺激された乳首をツンッと摘まれて、「うぁっ」と、声が零れた。
 いつの間にか、頭に引っかかっていた眼鏡が落ちてしまったけど、目の前の距離の相手の顔はよく見える。「御幸」と、低い声で呼ばれて、ブルリと震えた。
 ハクハクと、お互いの息がかかる。胸を弄っていた哲さんが、俺のズボンにも手をかけて、ズラ下げられた。初めて見る自分の反応した性器。今まで話には聞いていたけど自分が勃起しているのを見た。
 哲さんと違って、皮に覆われてはいるけど、固く芯を持ったソレ。指で皮を捲られて、ちょっと触られただけで、身体が震える。強い刺激に、「あー」っと、声を零すと、嬉しそうな顔をした哲さんが、「にゃー」と、同調するように応えた。
 身体を引き寄せられて、お互いの性器を擦り合う。俺の覚束ない手つきにも反応してる。哲さんは性器の先端を親指の腹で撫でてくる。
 あまりに刺激的で、「やぁ、やだっ」と、腰を引くも、落ち着かせるように瞼にキスをされる。感じ過ぎて怖い。「哲さん、てつさ・・・!」何度も名前を呼んで、ギュウギュウと、抱きつく。腰に回されていた手が、大丈夫とでも言うように背中や頭を撫でてくれる。
 またキスされて、苦しくて溺れつつも、俺も舌を伸ばした。舌を吸われ、全身痺れてるみたいになって、最後に舌先を軽く噛まれて、ヒュクッと、精液が零れた。
 余韻に震える俺を見ながら、哲さんが、俺の手の上に自分の手を沿えて、抜き上げる。ヒュクヒュクと、自分の奴よりも量の多い精液が零れる。手の中からあぶれて、床を汚した。

 目を覚ますと、横に寄り添って寝ている哲さんが見えた。尻尾が俺を撫でるように揺れている。時計を見れば、返ってきてから、一時間程経っていたので、寝ていたのは、ほんの少しの間だったよう。
 「哲さん」と、名前を呼ぶと、むくりと起き上がった彼が、頭をスルリと擦り付けてくる。よしよしと、撫でてやると、まだ少しだけ、先ほどの熱を持った瞳で、俺を見上げて、「御幸、可愛かったぞ」と、言われたので、恥ずかしさが振り切って、頭を軽く叩いてしまった。
 しょんぼりと、耳を下げた哲さんが、夕飯を準備する為に経った俺の後ろをチョロチョロとくっ付いて回るので、夕食時には、許してやった。
 俺を伺うように、顔を覗きこんで、耳と尻尾が垂れている姿は、とても可哀想だったので、哲さんに甘い俺は、すぐに折れた。そのあと、何もなかったように日常に戻った。
 でも、「明日は、野球しような」との申し出には、すぐに頷いたくせに、「恥ずかしいから、もうしたくない」と、言う提案には、うんっと、頷かなかったのは、気になる所。



end.
精通はロマン。
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