沢→(←)御/声を殺して
沢御のエロが書きたい。
苦手な方は、スルーして下さい。
- 声を殺して -
御幸と、どうしてこんな関係を持ち始めたのか、あまりハッキリと覚えていない。俺が頼み込んだんだっけ?それか、俺をリラックスさせるために御幸から手を出してきたんだっけ?
始まりなんて覚えて無いのは、この行為のせいだ。
頭の中、全てが真っ白になってしまう。何も考えられなくなって、気持ちよさにだけ支配されて、それしか知らないみたいに互いの性器を擦りつけあう。ハッハッと、犬みたいに荒い息づかいが肩にかかる。声を我慢して時折、肩を噛まれる。痛いと声をあげない。痛いと思う余裕も無い。下半身にしか感覚がないみたいに、ソコにしか集中できない。
熱い息が肌を撫でる。少し肌寒くなってきた季節なのに、しっとりと汗を浮かべて、熱いなら離れればいいのに、くっ付いて離れない。俺たちは寮生活だから時間がないから、いつも慌ててる。
今日は、御幸の部屋に入った途端に、扉に鍵を閉めて、御幸を扉に押し付けて、下着ごと寝間着代わりのジャージをズラした。ドクドクと波打つ胸に耳を寄せて、ギュウギュウ抱きつくと、「焦るなよ、馬鹿」と、髪の毛を撫でられた。その手はとても優しくて、勘違いしてしまいそうだ。
俺が好きだと告白したのは、しっかりと覚えている。
御幸はいつもと変わらず、余裕たっぷりに笑って、ありがとなっと、言った。馬鹿にする訳でもなく真っ直ぐに受け止められたと分かる強い瞳に安心した。受け入れられたのか、拒絶されたのか分からない曖昧な返事なのに、俺はそれで良かった。
その後も御幸は変わらずに俺と接してくれた。避けることもせず、順当に練習をしてくれた。降谷たち他の投手を贔屓することも無い、全てに分け隔てなく。いつまでも変わらずに居られる関係のまま。いつだったか、一緒にオナニーをする仲になってしまったけど。
「おい」と、御幸に睨まれて、ハッと目の前に向き直る。扉に押し付けた御幸の眼鏡が少しズレている。抱きついた時にぶつかってズレたのかもしれない。
「おまえ、余裕だな」っと、耳元に低く、でも甘さを含んだ声がする。余裕なんて無いっと、口を開こうとしたら、キュッと、性器を掴んでいる御幸の手に力が入って、喉が詰る。
「うっ」と、刺激に小さなうめき声を上げると、不敵に御幸が笑う。だけど、彼の目も、欲情に強く濡れている。ゆらゆらとイヤラシく揺れているのに、強い真っ直ぐな視線が刺激的だ。キスをしたくって口を寄せても顔を背けられる。「やめろ、馬鹿」と俺の口元に伸びた手を払って、無理矢理に口を寄せた。
彼のキュッと上がった唇は柔らかくて熱くて、ソレだけでどうにかなってしまいそうだ。下っ腹がグッと重くなった。くちゅくちゅと、やらしい音がする。二人分の濡れた音が耳を刺激する。熱い相手の温もりが、息づかいが。全て感じる。
口を離して「みゆ、き」と、名前を呼ぶとチラリと視線が向けられた。鋭く溶けてしまいそうな彼の艶やかな目。口元を引き締めてるのは、そろそろイキそうだから。御幸はあまり声を出さない。最後にだけ、エロい声で「あっ」と、言う。早くそれが聞きたい。汗が伝って、顎元に溜まっていたから、俺はソッと舌を伸ばして汗をすくいあげた。
そのまま、首から鎖骨へ舌を滑らせて、舐めていく。裾から手を忍び込ませて、胸に手を伸ばしたら、頭突きが飛んできた。「いってぇー」と、涙目で訴える。良いじゃん胸ぐらい、そう言ったらどんな反応をするんだろう。
結局、御幸に「コッチ、集中しろよ」と、言われて、御幸の手の上からお互いの性器を握り込んだ。気持ちよくて腰が自然と少しだけ揺れた。気持ちよさに支配されて、ウットリとした表情を浮かべて没頭する。チラリと見た御幸の目が俺を見てた。
ハッハッと、息をする間隔も狭まって、あと、もう少し。もう少しで終わってしまう、この行為。もっと彼と二人で居れたら良いのに。これ以上のこともヤれたら良いのに。年頃の男なんて、そんなことばっかり考えちゃう。俺と御幸が付き合うとかよりも、先に気持ちよいことに辿り着いちゃってる所が、すでに思春期だから?
笑っちゃうみたいに馬鹿で、単純で、どうしようもない。
御幸の首が項垂れて俺の肩口に寄せられる。Tシャツの首元を噛んで声を殺そうとする。俺も御幸の肩に顔を寄せて、首を軽く噛んだ。歯の間から舌でユラユラと肌を撫でた時、御幸がエロい声で「あっ」と、喘いだ。
その声は、無茶苦茶に刺激的で、脳天に気持ちよさが上りきって、俺も同時に射精した。二人分の精液が手から零れそうになって慌てて、部屋のティッシュへ手を伸ばす。ハァハァって熱い息をして、扉に持たれたままの御幸を見ると、またヤリたくなる。
ソッと手を伸ばしてみても、やっぱりダメ。手を叩かれた。ムッとした顔を向けると。「もう駄目っ」と、普段通りの御幸の態度に戻ってる。スイッチの切り替えが早い。俺はまだ、下半身でモノを考えてる状態なのに。
「バーカ、えろー」と、からかう言葉は幼稚っぽいのに、ティッシュで性器を拭う仕草は何処かエロい。「御幸、好きだ」と、また思いを伝えた。御幸はいつもと変わらず、余裕たっぷりに笑って、ありがとなっと、言った。
その目は、やっぱり、強く真っ直ぐと俺を見ていた。
end.
苦手な方は、スルーして下さい。
- 声を殺して -
御幸と、どうしてこんな関係を持ち始めたのか、あまりハッキリと覚えていない。俺が頼み込んだんだっけ?それか、俺をリラックスさせるために御幸から手を出してきたんだっけ?
始まりなんて覚えて無いのは、この行為のせいだ。
頭の中、全てが真っ白になってしまう。何も考えられなくなって、気持ちよさにだけ支配されて、それしか知らないみたいに互いの性器を擦りつけあう。ハッハッと、犬みたいに荒い息づかいが肩にかかる。声を我慢して時折、肩を噛まれる。痛いと声をあげない。痛いと思う余裕も無い。下半身にしか感覚がないみたいに、ソコにしか集中できない。
熱い息が肌を撫でる。少し肌寒くなってきた季節なのに、しっとりと汗を浮かべて、熱いなら離れればいいのに、くっ付いて離れない。俺たちは寮生活だから時間がないから、いつも慌ててる。
今日は、御幸の部屋に入った途端に、扉に鍵を閉めて、御幸を扉に押し付けて、下着ごと寝間着代わりのジャージをズラした。ドクドクと波打つ胸に耳を寄せて、ギュウギュウ抱きつくと、「焦るなよ、馬鹿」と、髪の毛を撫でられた。その手はとても優しくて、勘違いしてしまいそうだ。
俺が好きだと告白したのは、しっかりと覚えている。
御幸はいつもと変わらず、余裕たっぷりに笑って、ありがとなっと、言った。馬鹿にする訳でもなく真っ直ぐに受け止められたと分かる強い瞳に安心した。受け入れられたのか、拒絶されたのか分からない曖昧な返事なのに、俺はそれで良かった。
その後も御幸は変わらずに俺と接してくれた。避けることもせず、順当に練習をしてくれた。降谷たち他の投手を贔屓することも無い、全てに分け隔てなく。いつまでも変わらずに居られる関係のまま。いつだったか、一緒にオナニーをする仲になってしまったけど。
「おい」と、御幸に睨まれて、ハッと目の前に向き直る。扉に押し付けた御幸の眼鏡が少しズレている。抱きついた時にぶつかってズレたのかもしれない。
「おまえ、余裕だな」っと、耳元に低く、でも甘さを含んだ声がする。余裕なんて無いっと、口を開こうとしたら、キュッと、性器を掴んでいる御幸の手に力が入って、喉が詰る。
「うっ」と、刺激に小さなうめき声を上げると、不敵に御幸が笑う。だけど、彼の目も、欲情に強く濡れている。ゆらゆらとイヤラシく揺れているのに、強い真っ直ぐな視線が刺激的だ。キスをしたくって口を寄せても顔を背けられる。「やめろ、馬鹿」と俺の口元に伸びた手を払って、無理矢理に口を寄せた。
彼のキュッと上がった唇は柔らかくて熱くて、ソレだけでどうにかなってしまいそうだ。下っ腹がグッと重くなった。くちゅくちゅと、やらしい音がする。二人分の濡れた音が耳を刺激する。熱い相手の温もりが、息づかいが。全て感じる。
口を離して「みゆ、き」と、名前を呼ぶとチラリと視線が向けられた。鋭く溶けてしまいそうな彼の艶やかな目。口元を引き締めてるのは、そろそろイキそうだから。御幸はあまり声を出さない。最後にだけ、エロい声で「あっ」と、言う。早くそれが聞きたい。汗が伝って、顎元に溜まっていたから、俺はソッと舌を伸ばして汗をすくいあげた。
そのまま、首から鎖骨へ舌を滑らせて、舐めていく。裾から手を忍び込ませて、胸に手を伸ばしたら、頭突きが飛んできた。「いってぇー」と、涙目で訴える。良いじゃん胸ぐらい、そう言ったらどんな反応をするんだろう。
結局、御幸に「コッチ、集中しろよ」と、言われて、御幸の手の上からお互いの性器を握り込んだ。気持ちよくて腰が自然と少しだけ揺れた。気持ちよさに支配されて、ウットリとした表情を浮かべて没頭する。チラリと見た御幸の目が俺を見てた。
ハッハッと、息をする間隔も狭まって、あと、もう少し。もう少しで終わってしまう、この行為。もっと彼と二人で居れたら良いのに。これ以上のこともヤれたら良いのに。年頃の男なんて、そんなことばっかり考えちゃう。俺と御幸が付き合うとかよりも、先に気持ちよいことに辿り着いちゃってる所が、すでに思春期だから?
笑っちゃうみたいに馬鹿で、単純で、どうしようもない。
御幸の首が項垂れて俺の肩口に寄せられる。Tシャツの首元を噛んで声を殺そうとする。俺も御幸の肩に顔を寄せて、首を軽く噛んだ。歯の間から舌でユラユラと肌を撫でた時、御幸がエロい声で「あっ」と、喘いだ。
その声は、無茶苦茶に刺激的で、脳天に気持ちよさが上りきって、俺も同時に射精した。二人分の精液が手から零れそうになって慌てて、部屋のティッシュへ手を伸ばす。ハァハァって熱い息をして、扉に持たれたままの御幸を見ると、またヤリたくなる。
ソッと手を伸ばしてみても、やっぱりダメ。手を叩かれた。ムッとした顔を向けると。「もう駄目っ」と、普段通りの御幸の態度に戻ってる。スイッチの切り替えが早い。俺はまだ、下半身でモノを考えてる状態なのに。
「バーカ、えろー」と、からかう言葉は幼稚っぽいのに、ティッシュで性器を拭う仕草は何処かエロい。「御幸、好きだ」と、また思いを伝えた。御幸はいつもと変わらず、余裕たっぷりに笑って、ありがとなっと、言った。
その目は、やっぱり、強く真っ直ぐと俺を見ていた。
end.
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