風綾/よくばり(title)
お題十五目。「よくばり」(配布元:RUTH 様)
学怖で、風綾です。
- よくばり -
僕の愛すべき恋人にワガママを言った。
彼は、冷めた目で僕をチラッと見ただけで、興味はないっと背中で語った。
「ちょっと、無視しないでよ〜!!!」
そこが、教室だろうと何処だろうと、僕は構わない。彼の背に抱きついた。
クールとかクラスの女の子に評価されてる綾小路?
そんなの、僕の前には居ない。
驚いて、照れて、怒る。案外、直感型で、キレ症。
僕の顔をこんなにも簡単に殴るのは君ぐらいだよ。
痛む頬を撫でて癒しつつ、授業のチャイムが鳴った。
仕方が無く席に着いて、ちょうど三つ前に綾小路の席。
真っ直ぐで、キレイな背筋。うん、良いね。
あー、少しのワガママぐらい受け入れてくれていいのに。
だって、僕たち付き合ってるのに。
こんなにも僕がベタベタしてるのに、何故かクラスの子達にはネタだと思われてる。
今は居ない大川の綾小路へのアタックを思い出せば、どれも可愛らしく思うし、
何より、僕と綾小路は美形だからね。僕と比べれば劣る彼だけど、なかなかキレイだ。
マスクを取った顔がまた良いんだ。
勝ち気な目に、唇は薄くて薄情そうな印象だけど、案外人が良くて、流されやすいとか。
笑っちゃうような特徴。
僕って、キレイな物が大好きだから、綾小路にずっと、マスクをしないでって頼んだけど、彼の鼻のおかげで、それは却下。
お願いを言い終わる前に切られたワガママ。
良いと思ったのに、皆に君のキレイな顔を見せて僕が優越感に浸るって、嘆美な楽しみが堪能出来ると思ったのに。
あーぁ、しかし、顔が痛いなぁ。
チャイムが鳴る。皆、早々に鞄に荷物を詰めて散り散りに教室をあとにする。
僕はスキップを踏むように彼に近寄って、「帰ろうか」と、誘う。
家においでよって意味。
ソコは素直についてくる綾小路。言わなくっても分かるよ、僕の事、本当に好きなんだから。
家に連れて帰ったら素早くマスクを取っ払った。
まだ、玄関に踏み入れたばかりなのに、壁に押し付けて。
今日一日見たくてみたくて、待ち望んだ彼の顔。
見たのも一瞬で直ぐにキスをした。
だって、誘ってくるんだもん。我慢出来ない。
「ふっ、・・・おいっ・・・・」
角度を変えるたびに何か言おうとするけど煩わしい。
キスに集中しろよ、僕が欲しいんだから。
背中を強く殴られ、強制終了を余儀なくされた。
「いったぁ〜」っと、しゃがみ込んだ僕を見下ろした綾小路が、「少しは我慢しろよ、待てもできないんだから」と、犬に言うようなことを吐き捨てる。
そして、彼もしゃがんで目線を僕にあわせると、鼻を摘んで上を向かせ
「俺は逃げないから・・・もっとちゃんと気持ちよくしてくれよ」っと、
誘う唇が誘い文句を口にし、彼からキスをした。
end.
欲張りなのは誰?
学怖で、風綾です。
- よくばり -
僕の愛すべき恋人にワガママを言った。
彼は、冷めた目で僕をチラッと見ただけで、興味はないっと背中で語った。
「ちょっと、無視しないでよ〜!!!」
そこが、教室だろうと何処だろうと、僕は構わない。彼の背に抱きついた。
クールとかクラスの女の子に評価されてる綾小路?
そんなの、僕の前には居ない。
驚いて、照れて、怒る。案外、直感型で、キレ症。
僕の顔をこんなにも簡単に殴るのは君ぐらいだよ。
痛む頬を撫でて癒しつつ、授業のチャイムが鳴った。
仕方が無く席に着いて、ちょうど三つ前に綾小路の席。
真っ直ぐで、キレイな背筋。うん、良いね。
あー、少しのワガママぐらい受け入れてくれていいのに。
だって、僕たち付き合ってるのに。
こんなにも僕がベタベタしてるのに、何故かクラスの子達にはネタだと思われてる。
今は居ない大川の綾小路へのアタックを思い出せば、どれも可愛らしく思うし、
何より、僕と綾小路は美形だからね。僕と比べれば劣る彼だけど、なかなかキレイだ。
マスクを取った顔がまた良いんだ。
勝ち気な目に、唇は薄くて薄情そうな印象だけど、案外人が良くて、流されやすいとか。
笑っちゃうような特徴。
僕って、キレイな物が大好きだから、綾小路にずっと、マスクをしないでって頼んだけど、彼の鼻のおかげで、それは却下。
お願いを言い終わる前に切られたワガママ。
良いと思ったのに、皆に君のキレイな顔を見せて僕が優越感に浸るって、嘆美な楽しみが堪能出来ると思ったのに。
あーぁ、しかし、顔が痛いなぁ。
チャイムが鳴る。皆、早々に鞄に荷物を詰めて散り散りに教室をあとにする。
僕はスキップを踏むように彼に近寄って、「帰ろうか」と、誘う。
家においでよって意味。
ソコは素直についてくる綾小路。言わなくっても分かるよ、僕の事、本当に好きなんだから。
家に連れて帰ったら素早くマスクを取っ払った。
まだ、玄関に踏み入れたばかりなのに、壁に押し付けて。
今日一日見たくてみたくて、待ち望んだ彼の顔。
見たのも一瞬で直ぐにキスをした。
だって、誘ってくるんだもん。我慢出来ない。
「ふっ、・・・おいっ・・・・」
角度を変えるたびに何か言おうとするけど煩わしい。
キスに集中しろよ、僕が欲しいんだから。
背中を強く殴られ、強制終了を余儀なくされた。
「いったぁ〜」っと、しゃがみ込んだ僕を見下ろした綾小路が、「少しは我慢しろよ、待てもできないんだから」と、犬に言うようなことを吐き捨てる。
そして、彼もしゃがんで目線を僕にあわせると、鼻を摘んで上を向かせ
「俺は逃げないから・・・もっとちゃんと気持ちよくしてくれよ」っと、
誘う唇が誘い文句を口にし、彼からキスをした。
end.
欲張りなのは誰?
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