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宮牧/うなじ(title)

お題十三目。「うなじ」(配布元:RUTH 様)

サイレンの宮牧です。
エロ有り、苦手な方はスルーして下さい。

- うなじ -


ベットしかない暗い部屋で噛み付いた。宮田さんに。
全てが灰色がかった視野の中で、赤灰色な空気がゆっくりと回ったのが、見えた。
そして、僕の懺悔が始まる。
僕はズルい人間だから、優しい人間につけ込んで今まで生きてきた。
子供の心の振りをして、実はズル賢さを隠していただけ。
それに、気付いていながら付き合ってくれて、手を伸ばしてくれたのは宮田さん。
だから、捧げようと思う。
僕を守り、引き換えに不幸せになってしまった、窮屈そうな彼に。
大丈夫だよっと、軽く噛んだり舐めたりしながら、服を脱がす。
自分よりも少々筋肉がついた身体。
全部一緒なら良かったのに。
悲しくなって涙が出た。これは、ズルい自分に対しての涙だろうか。
僕の涙を拭って、頬を撫でて、「大丈夫」っと、また安心させようとしてくれる。
彼の望む物を、僕が出来る限りの事であれば答えよう。
自分も服を脱ぎ、見せてと頼まれたから、自身のソレを擦った。
目の前に彼が居るのに、恥ずかしいと正直に言った。本当は心が冷めていて一人でやるときよりも反応が悪い。
何度も、自分の感じる所を強く擦って、目をつぶって、集中した。
それなりに起ち上がった、性器が赤くて気持ちが悪い。
コレが僕だ。こんな僕で、彼は満足してくれるんだろうか。
自分を高めるのをやめて、彼の服を取り払って、何度もキスを落とした。
下着の中から、赤い彼のソレを取り出した。
完全には起ち上がっていないが、赤い頭が見えていた。
そこに唇を寄せて、舐めた。ぎこちなさと息苦しさにまた涙が出た。
半分嘔吐きあげながら、口奥へソレを招き入れ、何度も「気持ちいい?」っと、聞いた。
「うん、いいよ」っと背中を擦られ、涙を止めるすべをなくした。
涙腺が壊れたのかもしれない。
「えぇう、えっ・・・うぇっ・・・」と、ヘタクソな鳴き声が零れた。
彼は再度、「大丈夫」っと、言って、首元にキスを落とした。



end.
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