ジロ日/花火
ジロ日で花火大会デートなだけの話です。
前も同じネタで話書いた気がしますが、気にしないで下さい。
大好きなんです^^;
あと、同じネタしか考えられない干やがった脳みそが・・・
- 花火 -
「花火見に行こう?」って聞いた。
夏休みももうすぐ終わる8月の後半にある花火大会。
この辺りでは規模の大きなお祭りで、派手に打ち上げられる沢山の花火が毎年の目玉。
勉強会しようと呼んだ日吉は殆ど宿題は終わってるらしくって、読者感想文用の本を読んでた。俺は数学とか色々やっては飽きて、別のに手を出しては飽きての繰り返しをしてた。
そういえば、今朝新聞に花火大会のチラシが入ってたのを思い出して、誘った。
日吉とは、春頃から付き合ってるけど、何かキッカケや口実がないと遊んでくれない。
付き合えば、恋人同士になれば今まで以上に一緒に入れると思ったのに思い違いだ。まぁ、日吉は俺の受験のことを気にしてるみたいだけど、そんな数回遊んだからって受験失敗するような俺じゃないのになぁ。
今日だって、勉強会って名目で呼んだだけ。だいたい、学年が違うからわからない勉強を互いに補ったり出来ないから各自の自習となんらかわらない。
ただ場所が俺の家ってだけ。ソコを突っ込まずに来てくれる日吉も少しは俺と一緒にいたいと思ってくれてるんだと思う。
それに、デートらしいことも夏の思い出にやりたいじゃん。
花火大会なんてもってこいのイベント!
「花火、ですか」
「そうそう、来週あるじゃん、毎年やってる大きい花火打ち上げのお祭り」
「あぁ、ありますね」
「ね、行こう!それまでには宿題終わらしとくからさ!一緒に行こう!」
テーブルから身を乗り出して反対側に座ってる日吉に顔を近づけた。
ねぇねぇと聞けば、「いいですよ」とOKを貰った。
「やった!夏のお祭りデートだ」
笑いかけると恥ずかしげに目をそらして、汗のかいた麦茶を飲んだ日吉が小さい声で「そうですね」とデートと認めたことがスゴく嬉しい。
花火大会当日は、まだ明るい時間に集まって、ごはんを食べてからまったりと花火を見ようと言ってあった。
約束の時間に現れた日吉は浴衣姿で、自分は普段通りで、なんか嬉しいさと寂しさ半分。
「あ!浴衣!俺も着てこれば良かった〜。せめて甚平でも・・・ちぇっ、言っとけば良かったぁ、あわせられたのに」
「祭りに行くって言ったら、母に着せられちゃっただけなんで・・・むしろ、早く歩けないし、面倒くさいです」
スミマセンと頭を下げる日吉の手を掴んで、行こうと言った。
「今日はさ、祭りで人が多いから、逸れないようにひよの手、握っとくから」
笑いかけると、少し汗ばんだ手が強く握り返してきた。
中学生にもなって手を繋ぐなんて不自然だけど、夏のデートだし、みんなそれぞれのお祭りに夢中だからいいよね。
色とりどりのオモチャにお面、お菓子からジュウジュウと美味しい音をさせてる店までずらりと並んでる。
「何食べる?」
「そうですねぇ」
「お小遣いは?」
「1200円貰いました」
「おー、俺も同じ」
「お祭りのお小遣いって相場が決まってるんでしょうかね?千円じゃ少し足りないし、二千円じゃ多すぎるみたいな」
「かもねぇ、あー、何食べようかなぁ」
「俺、お好み焼き食べたいかも、家ではあまり出ないし」
それに、ソースのおいしい匂いが・・・っと言うので二人で漂ってくるおいしい匂いの煙を吸った。
「じゃ、俺も食べようかな、豚玉!」
「じゃぁ、イカ玉」
半分こしようねっと言って列に並んだ。待ってる間も胃を刺激するおいしい匂い。
ぐぅーっとお腹が鳴ったけど、周りの音や会話で聞こえない。
その間も手はつないだままで。
美味しかったー!っと腹を満たして、日吉はくじと的当て、俺はくじとヨーヨー釣りをした。
店前で列に並んでるせいなのか、時間はあっという間に過ぎて、日も沈んで暗くなってきた。
時間的にもう少しで花火が始まる。花火が終わったら帰らなくちゃ。
「ひよ、あと200円残ってる?」
「残ってます」
「俺も200円残ってるから合わせてかき氷買わない?食べながら花火見ようよ」
人多過ぎて暑いしっと。
「そうしましょう」とまた、列に並ぶ。
何味にするか話してると直ぐに順番が回ってきた。
青いかき氷を日吉が持って、俺たちは手を繋いで花火を見る場所へ急いだ。
見なそれぞれに、場所を取って、空を見上げるスタンバイをしてる。
二人分のスペースと、ちょうど、人影で塞がれないような場所を運良く見つけて足を止めた。
程なくして、ドオォンと大きな音を立てて打ち上げられた花が空に咲く。
大きくてキラキラとした花火の光を反射するようにかき氷が光った。
「溶けないうちに食べよう」
そういって、スプーンストローを一本ずつ持って、すくって食べた。
シャクッと氷の感触と甘いシロップ、上を見えれば明るく空を照らす花火。
「美味しいね」っと笑いかけると、「ですね」っと日吉が笑った。
end.
お祭りで手を繋ぐ話好きすぎる自分。
何度書けば気が済むのか・・・。
前も同じネタで話書いた気がしますが、気にしないで下さい。
大好きなんです^^;
あと、同じネタしか考えられない干やがった脳みそが・・・
- 花火 -
「花火見に行こう?」って聞いた。
夏休みももうすぐ終わる8月の後半にある花火大会。
この辺りでは規模の大きなお祭りで、派手に打ち上げられる沢山の花火が毎年の目玉。
勉強会しようと呼んだ日吉は殆ど宿題は終わってるらしくって、読者感想文用の本を読んでた。俺は数学とか色々やっては飽きて、別のに手を出しては飽きての繰り返しをしてた。
そういえば、今朝新聞に花火大会のチラシが入ってたのを思い出して、誘った。
日吉とは、春頃から付き合ってるけど、何かキッカケや口実がないと遊んでくれない。
付き合えば、恋人同士になれば今まで以上に一緒に入れると思ったのに思い違いだ。まぁ、日吉は俺の受験のことを気にしてるみたいだけど、そんな数回遊んだからって受験失敗するような俺じゃないのになぁ。
今日だって、勉強会って名目で呼んだだけ。だいたい、学年が違うからわからない勉強を互いに補ったり出来ないから各自の自習となんらかわらない。
ただ場所が俺の家ってだけ。ソコを突っ込まずに来てくれる日吉も少しは俺と一緒にいたいと思ってくれてるんだと思う。
それに、デートらしいことも夏の思い出にやりたいじゃん。
花火大会なんてもってこいのイベント!
「花火、ですか」
「そうそう、来週あるじゃん、毎年やってる大きい花火打ち上げのお祭り」
「あぁ、ありますね」
「ね、行こう!それまでには宿題終わらしとくからさ!一緒に行こう!」
テーブルから身を乗り出して反対側に座ってる日吉に顔を近づけた。
ねぇねぇと聞けば、「いいですよ」とOKを貰った。
「やった!夏のお祭りデートだ」
笑いかけると恥ずかしげに目をそらして、汗のかいた麦茶を飲んだ日吉が小さい声で「そうですね」とデートと認めたことがスゴく嬉しい。
花火大会当日は、まだ明るい時間に集まって、ごはんを食べてからまったりと花火を見ようと言ってあった。
約束の時間に現れた日吉は浴衣姿で、自分は普段通りで、なんか嬉しいさと寂しさ半分。
「あ!浴衣!俺も着てこれば良かった〜。せめて甚平でも・・・ちぇっ、言っとけば良かったぁ、あわせられたのに」
「祭りに行くって言ったら、母に着せられちゃっただけなんで・・・むしろ、早く歩けないし、面倒くさいです」
スミマセンと頭を下げる日吉の手を掴んで、行こうと言った。
「今日はさ、祭りで人が多いから、逸れないようにひよの手、握っとくから」
笑いかけると、少し汗ばんだ手が強く握り返してきた。
中学生にもなって手を繋ぐなんて不自然だけど、夏のデートだし、みんなそれぞれのお祭りに夢中だからいいよね。
色とりどりのオモチャにお面、お菓子からジュウジュウと美味しい音をさせてる店までずらりと並んでる。
「何食べる?」
「そうですねぇ」
「お小遣いは?」
「1200円貰いました」
「おー、俺も同じ」
「お祭りのお小遣いって相場が決まってるんでしょうかね?千円じゃ少し足りないし、二千円じゃ多すぎるみたいな」
「かもねぇ、あー、何食べようかなぁ」
「俺、お好み焼き食べたいかも、家ではあまり出ないし」
それに、ソースのおいしい匂いが・・・っと言うので二人で漂ってくるおいしい匂いの煙を吸った。
「じゃ、俺も食べようかな、豚玉!」
「じゃぁ、イカ玉」
半分こしようねっと言って列に並んだ。待ってる間も胃を刺激するおいしい匂い。
ぐぅーっとお腹が鳴ったけど、周りの音や会話で聞こえない。
その間も手はつないだままで。
美味しかったー!っと腹を満たして、日吉はくじと的当て、俺はくじとヨーヨー釣りをした。
店前で列に並んでるせいなのか、時間はあっという間に過ぎて、日も沈んで暗くなってきた。
時間的にもう少しで花火が始まる。花火が終わったら帰らなくちゃ。
「ひよ、あと200円残ってる?」
「残ってます」
「俺も200円残ってるから合わせてかき氷買わない?食べながら花火見ようよ」
人多過ぎて暑いしっと。
「そうしましょう」とまた、列に並ぶ。
何味にするか話してると直ぐに順番が回ってきた。
青いかき氷を日吉が持って、俺たちは手を繋いで花火を見る場所へ急いだ。
見なそれぞれに、場所を取って、空を見上げるスタンバイをしてる。
二人分のスペースと、ちょうど、人影で塞がれないような場所を運良く見つけて足を止めた。
程なくして、ドオォンと大きな音を立てて打ち上げられた花が空に咲く。
大きくてキラキラとした花火の光を反射するようにかき氷が光った。
「溶けないうちに食べよう」
そういって、スプーンストローを一本ずつ持って、すくって食べた。
シャクッと氷の感触と甘いシロップ、上を見えれば明るく空を照らす花火。
「美味しいね」っと笑いかけると、「ですね」っと日吉が笑った。
end.
お祭りで手を繋ぐ話好きすぎる自分。
何度書けば気が済むのか・・・。
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