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風綾/勘違いしないで下さい

風綾で風間くんの事が大嫌いなのに、匂いだけが好きで、
流されるままに、致す。エロ有りなので、
苦手な方はスルーして下さい。


- 勘違いしないで下さい -


風間が良い匂いで、ドキドキする。
嫌いなのに、あの鼻につく性格とか理解しがたいし、自分勝手で周りの迷惑を全く考えない感じとか、大嫌いなのに。
匂いに惑わされてる。どうしようって考えるよりも早く、求めちゃってる。
心地よくて、良い匂い。落ち着かない。気になる。
教室に居ても自然に目で追ってしまう。嫌いなのに。
風間に対する印象は初めて見た時から、なんか嫌い。相手を知ってからも、やっぱり嫌い。ずっと嫌いなのに、匂いだけ好きだなんて・・・。

腑に落ちない、この状況も納得出来ない。
なんで、風間の家に俺は居るんだ、そして、なんで、こいつの部屋で、こいつのベットに居るんだ。
目の前で俺を組み敷いた奴もなんなんだ。あぁ、でも、良い匂いだ。何処もかしこも好きな匂い。
現実を見たくないから目を閉じて匂いだけ嗅いだら、
「怖がらなくても良いよ」っと優しく囁かれた。キモイ、鳥肌が立つ。なんだ、その声は。初めて聞いた風間の優しい声に背中がゾッとした。
続けるように、声色は変えずに「震えなくても大丈夫」と言った。
状況をよく見ろ、トボケた事をするな。俺はお前が大嫌いだ。
「おい」と声を掛けたが、全然、現状を把握してない、トンチキな風間はニッと口端をあげて笑いかけた。
吐きそうだ。咄嗟に口元を両手で塞いだ。こんなキモイ顔が出来るのか、本当に人間なのか。ここまでも、俺を不快にさせるなんて、匂いが満点なのに、それを上回る汚点ばかりが目立つ。
マイナス値な風間は変わらず俺に笑いかけて、口を覆う手を外し、マスクも顎元にズラし、俺にあろう事かキスをした。
「待って」と悲痛な声が零れて、腰が引けて、手を突っぱねようと肩に手をかけると、手首を掴まれて、「逃げないで」とウットリした顔で言われる。
キモイ、ホントもう、死にそうにキモイ。逃げないでって何だよ、スゴく逃げたい。
また寄せられる顔から必死に逃げようと顔を背けてるのに、手で押さえられて、深く口づけられる。
死んだ。俺の人生が終わった。男にキスされるなんて。ショックで言葉も出てこない。血の気が引いていく。
「そんな、緊張しないで、優しくするから」
ちゅっと音を立てて、風間が言う。
こいつに全力で死んで欲しい。匂いだけ残して。いや、こんな酷い事をされるぐらいなら風間が消滅してほしい。細胞さえ残さないぐらいに消え去って欲しい。
この願いがどこに向かうのかはわからないけど、目の前の風間には届かなかったみたい。
大丈夫と、見当違いの言葉を呟いて、服を脱がされた。抵抗したいのに、近い距離からあの風間の良い匂いがして、たまらない。腑抜けた顔をしてたぶん、目の前の奴を見てる。
心地いいにおいに支配されて、気持ち悪いと思いつつも身体が言う事を利かない。自分の身体なのに。思考よりも鼻が俺を誘導する。
また、深いキスをされて、風間の唾液が口中に流れてくる、げぇっと思いつつも、飲み込む事も吐き出す事も出来ない。口端から零れた滴が、肌を滑ってシーツを濡らした。
匂いで、頭がぼんやりとする。
「随分と大人しいね」と笑いかけられても、憎まれ口を叩く気力も無い。目が潤んでて可愛いっと囁かれたけど、コレは、気持ち悪過ぎて涙が出てるんだ。
俺の中心に身を屈ませた風間がズボンから器用に俺の性器を取り出した。ふにゃふにゃのソコにフッと息を吹きかけて、可愛いとまた言った。
ソコを可愛いと言われて嬉しい男なんて居ないんだからな、バカやろう。睨む事と、風間の髪の毛を引っ掴んで引っ張ってやった。
「すぐ良くしてあげるね」と嫌いな笑顔を浮かべたバカは俺の性器を容易く口に含んだ。たっぷりの唾液で溢れた口の中に泳がされて、舌が敏感な所をくすぐってくる。
男に、しかも大嫌いな風間なんかに、俺の初めてのフェラ体験が・・・。女の子が良かった。必死に頭の中で記憶を書き換えようと足掻くが、ちゃらんぽらんな風間の顔が、匂いが書き換えを許してくれない。
ホントもう、止めてくれと涙が本格的にこぼれる。匂いだけの存在になってくれ、俺に害を与えないでくれ。
懇願も虚しく、刺激にはあらがえない。男なんて所詮、下半身でモノを考えるただの動物だ。敏感な部分を弄られれば反応するに決まってる。
腹に向かって頭をもたげた性器に風間はちゅっとキスをして、「気持ちよ過ぎて泣いてるの?」と笑った。バカな事言うな、キモくて泣いてるんだっと言ってやろうとしたら太ももの辺りを昂った熱い物が擦り付けられた。
えっと漏らした先には風間の汚いアレ。また吐きそうだっと口元を押さえたのに、「ほぐすから」と言われ、手を取っ払われキスを繰り返された。その口、俺の舐めた口じゃねぇか。
気持ち悪いのに汗をかいた風間の匂いが良すぎる。クラクラする。
枕元からローションとゴムを当たり前のように取り出し、手にたっぷりとローションを垂らし、俺の後ろの窄まりに指を這わせた。
ゆっくりと、シワを伸ばすように入り込んでくる指、圧迫感で気持ち悪さだけじゃない吐き気が襲ってくる。涙も止まらなくなって、風間が消滅しないなら俺が消滅したい思いで一杯になった。
くそう、お前なんか、良い匂いしてなきゃな、匂いさえ無ければ・・・。睨みつけると、ちょうどコチラを見た風間が嬉しそうに「ねぇ、まだ言ってなかったけど、付きあおう」と言った。
了解もしてないのに、バカが勘違いして「僕たち両想いだし、今更か」と言い、俺の中に押し入ってきて、痛み、むかつき、吐き気で「死ね!」っとだけ俺は叫んだ。



end.
風間くんが死ぬ日を指折り数える仕事が増える綾小路くん。
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