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風綾/愛おしいかも

恋の病な学怖の風綾です。
童貞、処女とか言ってます。エロ有りなので、
苦手な方はスルーして下さい。


- 愛おしいかも -


なんつーか、色々もう、可愛いかも。
童貞、童貞!ってからかってた時はイライラを前面に出してたのになぁ。

どちらかと言えば、図体はデカイし、顔は整ってるけど可愛い系じゃないのに。
女の子みたいにフワフワの髪の毛でもない、肌は柔らかくない。
ま、男だし硬い。抱き心地も最悪。
なのに、何を間違えたのか、この頃、綾小路が可愛く見えて仕方が無い。
端から端まで可愛い。全ての綾小路を構成する言葉が可愛らしく見えるなんて、
これはもう、立派な病気のたぐいだ。
目の前でイライラして目を吊り上げていた綾小路を抱きとめて、可愛い、スゴく可愛いっと思う俺。
何処か良い医者を紹介して欲しい。心の病なのか、目の病なのかわからない。
胸が弾みすぎるのは心臓の病気かも。幻覚という奴かもしれない。

特殊な体質のせいで、人に触れられるのになれてない君はビクッと身体をゆらす。
大丈夫、ココは僕の家だから誰も見てないよ。
声には出さないけど、背中を撫でてやったら、より肩を揺らした。
耳に鼓動が聞こえる、君も僕同様で病気みたいだね。幻覚の方は大丈夫かい?
顔を覗き込むとしおらしく顔を赤くして口端をギュッと噛んでる。
可愛い顔。怒ってても、恥ずかしがっても、嫌だ嫌だと僕を拒む態度も、全部。
「童貞で悪いか・・・」
だいたい、十代では普通だ・・・っとモゴモゴと要らぬ言葉を零す。
「悪くないよ、僕が処女はもらってあげるから」
座っていたソファが力をかけたから、少しだけ軋んで沈み込んだ。
ニッと笑いかけると赤くなり、青くなった表情。駄目だ、と距離を離そうと手を突っぱねる。全身で拒絶してないのが、その手の力でわかる。
「良いじゃない」
「良くない・・・。俺は処女じゃない」

「え?」
たっぷりと間を持って出てきたのは間抜けな言葉じゃない音。目を見開いて見つめても恥ずかしげに目をそらすばかりの綾小路。
何なに、それってどう言う意味。詳しく、詳しく明細を・・・っと思ったが聞けない。
臆病だからとかじゃない。初めては全部、僕がもらう予定だったのに、既に開拓済みとは。向かう当てもないイライラが心中を燃やす。
僕の硬くなった表情を見る余裕もなさそうな相手。それも演技だというのか。
あんなに、可愛い対象としてみていたのに急に違う物に見えてくる。
初めてだろうし、優しく思ったのに・・・・。
グッと力を込めてソファに押し倒す。はじめはベットでちゃんと丁寧にやってあげたかったけど今の僕の頭じゃ冷静に事は進められない。
少々、乱暴に押し倒し、戸惑っている風の綾小路の制服を脱がしにかかる。
放課後、おいでよっと声をかけて連れてきたから、一日分の匂いがする。鼻が特殊じゃなくても目の前に近づけた肌から少量の汗と彼の体臭を嗅ぎ取る事が出来る。
犬みたいに匂いをかいでやると「やめろ」と恥ずかしげに零した。
ハイハイ、初心な振りしないでよ。どうせ処女じゃないんだから。
冷たく言ってやりたかったけど、そのセリフが実に恨めしそうで自分が低レベルに感じたので口にはしなかった。

初めて、では無いはずなのに綾小路は一々反応して赤くなったり青くなったりを繰り返した。
胸を舐めればくすぐったいとグズる子供みたいに。腰を撫でると「やめろ」っと真剣味を帯びた口調で言われ。
するすると降りていく僕の手や舌に身体を硬くし、震わせた。男なら万人が気持ちいい性器に触れてやると、ヤダヤダと首を振りながらもイヤラシく滴を零した。
「やらしい奴」と言ってやったら泣きそうな顔をして腕で顔を隠してしまった。
綾小路のどの反応も全く気にせず、事は進んでいく。
丁寧ではないけど、身体を気遣うように、傷つけないようにはした。女性相手にも紳士的な態度を崩さない自分のポリシーみたいなものだ。
後ろに手を伸ばす、はじめの方、抵抗をしてきたが、性器を扱いて一回抜いてやると大人しくなった。
彼の性器から零れた滴と、僕の唾で襞を数えるように尻の穴をほぐしてやった。
窮屈な中に押し込んだ指を押し出そうと動く内側、こんな狭いのに初めてじゃないのかよっと少しガッカリした。
女性とは関係を持った事も無い童貞が、処女じゃないなんて、可哀想に、悲劇だな。もう、君は男と寝るのが普通の男になると良い。
苦しげに息を吐く綾小路にキスをして、自身のモノをゆっくりと押しあてた。
「あ」っと熱の籠る吐息が当たり、初めてじゃなくても良いと思った。

結局、僕は恋と言う病気にかかっているので、どのような弊害があろうとも綾小路の事が可愛いのだ。
男二人がいつまでも寝転がるのには不向きなソファから身を起こし、腰が痛いと僕を睨みつける綾小路に笑いかける。
怒った顔も可愛いよっと本心を口にするとクッションを投げられた。顔に投げなくても良いのに。
痛くて起き上がれない君にお茶を入れてあげよう。その前に、
「気持ちよかったよ、またヤろうね」と頭を撫でてやるとソファに顔を押し付けていた綾小路がこちらを向いた。
「今日が初めてなんだ、ガッつくなバカ」
「・・・え?だって、処女じゃないって・・・」
「女じゃないからな」
処男かな?なんて言ってるけど、全然うまい事も言えてない。
男だから処女ではないだなんて・・・。折角の初めてを。呆然とする僕に「腰が痛い、喉が渇いた」と文句を言う綾小路を見る。
ムカつくけど、可愛いから許すことにする。病気はかなり重いらしい。



end.
永遠に病気で居て欲しい風綾。
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