風綾/たまには甘やかしてよ
風間さん誕生日おめでとうございます。
風間くんを祝う日なのに、綾小路くんがワガママです。
別人OKでしたら、どうぞ。男前な綾小路くん好きです。
いつも、めそめそ泣かせたくなるんだけど、本当は男前押しです><)b
- たまには甘やかしてよ -
土曜日!神様は実に僕に優しいな。
誕生日が休みの日に来るように調整してくれるなんて。
それもこれも、僕が美しくって、日頃の行いが良いからだな。
なぁ、そう思うだろう?
僕がニコニコと話しかけた綾小路は、呆れたように溜息をついて
「お前、去年の誕生日のときは”平日が誕生日で良かった”って言ってたじゃないか」
放課になったばかりのザワつく教室でも彼の声はよく聞こえた。
「何言ってるんだ、そんなの時と場合だろうが」
バンっと、彼の机を叩いて、抗議をする。面倒な奴と顔に書いてある顔を見下ろしながら僕は考えた。
だいたい、今は僕は君と付き合っているんだ。
だから、休日に二人で過ごせるかもしれないと思えば、嬉しいに決まってるだろうが。
何も間違っちゃいない。昨年の誕生日のときは特定の彼女が居なかったんだから、独り占めされずに皆から祝われやすい平日の方が良いじゃないか。
でもね、今年は綾小路が居るから君を優先しようと言う僕の心遣いがわからないなんて、
本当にニブチンだよ。今度は僕の方が溜息を吐いた。
「で、明日はどうするつもりなんだい?」
鞄に教材を律儀に入れている綾小路に問いかけると、あーっと間延びした返事。
わかってない、わかってないよ。
僕を独り占め出来るのは今現在、彼女(?)である君の特権なんだ。
独り占めしたいだろ?この僕を!
一日中一緒にいたいだろう?この僕と!
ホント、わかってない。
間抜けな返事を出来るのも何時まで出来るか、肝に銘じるべきだ。
僕はいつまでも君に捕まっている訳じゃないんだ。ただ、今は君と居るのが居心地が良いから、
しかたがなく!しかたがなく一緒に居るってことを良く理解してくれたまえ!
などと、口にはしない。これは惚れた方が負けの法則により、今のところ僕が負けているからだ。
この僕がまだ、キスも、それ以上も行けてない。口出し出来ない。鈍いし、冷たいし、口は悪いけど、君のことが好きだってこと。
って!好きとか再確認してるけど、どうせなら誕生日のときは君から愛の言葉が聞けたら良いな。
いつも君は僕に冷たいからね。もっと優しくすべきだよ。まったく。
「そうだなぁ、明日は予定が何も無いから風間の家に行っても良い」
「・・・・・」
予定があったら家にこないつもりだったのか。
ショックで眉間にしわが寄った、いかん、僕の美貌が崩れる。
頬を触ろうとしたら綾小路が手を伸ばしてきて眉間を伸ばすように指先が押した。
「思い出した。今夜から予定があった」
「え」
戸惑いがポロリと言葉になって零れた。
「今日から、お前の家に泊まる予定だった」
「えぇ!?」
まさかの展開に頭のいい僕も追いつけない。
くそう、驚いてる僕を見る君の笑った顔が可愛くてにくったらしい!
でも、泊まるってことは、その、えっと、期待して良いのかな?
「帰るぞ、途中、薬局に寄らなくちゃ行けないからな」
「ええぇ!?」
もう駄目だ、僕は完全に、君に惚れている。
今夜から彼を独占出来る事が、一番のプレゼントだ。
end.
ゴム買いに行こうぜ!
風間くんを祝う日なのに、綾小路くんがワガママです。
別人OKでしたら、どうぞ。男前な綾小路くん好きです。
いつも、めそめそ泣かせたくなるんだけど、本当は男前押しです><)b
- たまには甘やかしてよ -
土曜日!神様は実に僕に優しいな。
誕生日が休みの日に来るように調整してくれるなんて。
それもこれも、僕が美しくって、日頃の行いが良いからだな。
なぁ、そう思うだろう?
僕がニコニコと話しかけた綾小路は、呆れたように溜息をついて
「お前、去年の誕生日のときは”平日が誕生日で良かった”って言ってたじゃないか」
放課になったばかりのザワつく教室でも彼の声はよく聞こえた。
「何言ってるんだ、そんなの時と場合だろうが」
バンっと、彼の机を叩いて、抗議をする。面倒な奴と顔に書いてある顔を見下ろしながら僕は考えた。
だいたい、今は僕は君と付き合っているんだ。
だから、休日に二人で過ごせるかもしれないと思えば、嬉しいに決まってるだろうが。
何も間違っちゃいない。昨年の誕生日のときは特定の彼女が居なかったんだから、独り占めされずに皆から祝われやすい平日の方が良いじゃないか。
でもね、今年は綾小路が居るから君を優先しようと言う僕の心遣いがわからないなんて、
本当にニブチンだよ。今度は僕の方が溜息を吐いた。
「で、明日はどうするつもりなんだい?」
鞄に教材を律儀に入れている綾小路に問いかけると、あーっと間延びした返事。
わかってない、わかってないよ。
僕を独り占め出来るのは今現在、彼女(?)である君の特権なんだ。
独り占めしたいだろ?この僕を!
一日中一緒にいたいだろう?この僕と!
ホント、わかってない。
間抜けな返事を出来るのも何時まで出来るか、肝に銘じるべきだ。
僕はいつまでも君に捕まっている訳じゃないんだ。ただ、今は君と居るのが居心地が良いから、
しかたがなく!しかたがなく一緒に居るってことを良く理解してくれたまえ!
などと、口にはしない。これは惚れた方が負けの法則により、今のところ僕が負けているからだ。
この僕がまだ、キスも、それ以上も行けてない。口出し出来ない。鈍いし、冷たいし、口は悪いけど、君のことが好きだってこと。
って!好きとか再確認してるけど、どうせなら誕生日のときは君から愛の言葉が聞けたら良いな。
いつも君は僕に冷たいからね。もっと優しくすべきだよ。まったく。
「そうだなぁ、明日は予定が何も無いから風間の家に行っても良い」
「・・・・・」
予定があったら家にこないつもりだったのか。
ショックで眉間にしわが寄った、いかん、僕の美貌が崩れる。
頬を触ろうとしたら綾小路が手を伸ばしてきて眉間を伸ばすように指先が押した。
「思い出した。今夜から予定があった」
「え」
戸惑いがポロリと言葉になって零れた。
「今日から、お前の家に泊まる予定だった」
「えぇ!?」
まさかの展開に頭のいい僕も追いつけない。
くそう、驚いてる僕を見る君の笑った顔が可愛くてにくったらしい!
でも、泊まるってことは、その、えっと、期待して良いのかな?
「帰るぞ、途中、薬局に寄らなくちゃ行けないからな」
「ええぇ!?」
もう駄目だ、僕は完全に、君に惚れている。
今夜から彼を独占出来る事が、一番のプレゼントだ。
end.
ゴム買いに行こうぜ!
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