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風→綾/貴方じゃ駄目

学怖の風→綾です、特殊な設定になります。
綾小路君がガチの人で、筋肉な男の子が好きです(出来ればラグビー部)。
飛んでる話です。
そして、突然始まって突然終わります。
「許してやるよ、心広いよ、どんと来い!」そんな方はどうぞ。
エロ有りです、ご注意下さい。


- 貴方じゃ駄目 -


綾小路に告白した。ら、返事は駄目だった。
何で!って思った、僕を振る奴なんて今まで居なかった。
女の子と別れるときだって、僕が振るか。お互いに納得した上で離れた。
君は僕をふった。クラスの中では君と仲が良いポジションに座ってると思ったのに、
君も僕の事は嫌いではないと思ったのに、しかも、噂で綾小路はゲイらしいって事まで聞いて、断られる事は無いと思ったのに。
自分は完璧で勉強もできてお金持ち。
たまに性格のあわない奴はいるけど、興味の無い相手に嫌われるのは一向にかまわない。
何が駄目なの、断る理由を教えてよ。

二人だけの教室で僕は綾小路に聞いた。
放課後、彼の部活が終わるのを教室で待ってた。話があるんだと真剣な顔をして言い、部活後、教室に来てくれるように約束した。
待ってる間は長い様な短い様な微妙な感じだった。
だって、僕は彼に告白を断られないと思ったし、どことなく噂で聞いた「ゲイ」って事も納得した風な所があったから。
素振りからだろうか、わからないけど、何処か感じ取ってた。
だから、待ち遠しくもあった。よく考えてみれば自分から告白するのは初めてだったかもしれない。
好意を寄せてくれて、ある程度、可愛い子ならすぐに付き合った。
そんな付き合いしかした事ない。自分から他人に好意を寄せる事があるなんて知らなかったよ。
でも、何で?僕の何がいけなかったんだい?
問いかけに何処か興味を無くした表情を浮かべて綾小路は言った。
「悪いけど、駄目なんだ。お前の事は嫌いじゃないけど・・・」
悪かったなっと言った言葉は僕の耳には届かなかった。
「駄目って何?タイプじゃないって事?それとも、男だから範囲外なの?」
「・・・お前の身体に魅力を感じないんだ」
驚いた、相性とかでなく、身体のことを言われるなんて。
一般男性より背も高いし、プロポーションも悪くない。ひょろひょろでもなく、みなが憧れるような理想的な身体と思ってた。
筋肉だってそれなりにあるし・・・。キョロキョロと自分の身体を見たけど、悪いところなんて見当たらない。
女の子には「風間との子供だったら絶対可愛い」とか言われたこともあるのに。
「ど、どんなのなら言い訳?」
身体のことで駄目出しされる日が来るとは思ってなかった、動揺が零れた問いかけと一緒に出てしまった。ぎこちなく格好わるい。こんなところ見せたくないのに。
「その、うん、しいて言うならガッチリしてない。もっとたくましい感じっていうか・・・」

誰のことを想像してるのか照れながら綾小路は理想の男性像について語った。
「がっちり・・・たくましく・・・筋肉・・・」
彼の言葉を部分的に反復しながら、うんうんと頷き耳を傾けた。確かに彼の好きな男性像とは僕は離れているかもしれない。
そっと男性と女性どちらが好きっと根本的なことを聞いたら「男だ」と言った。
参考までに前に付き合ってた彼氏は?っとも聞いたら、卒業して行ったラグビー部の部長だと言った。彼とは卒業で離れることを考えて、理解のある別れ話をしたらしい。
素直に色々と話してくれた綾小路、初めて好きになった人に身体がタイプじゃないと言われた僕はどうしても諦めきれなかった。
だから、「鍛えるから・・・また考えてくれないか?」と大丈際が悪い。
「性格は、嫌いじゃないんでしょ?いいでしょ?駄目なのは身体だけなんでしょ!?」
僕の勢いに押されたのか、はたまた押しに弱いのか綾小路はコクリと頷いて「じゃぁ、鍛えてきてくれ」と頬を少し上気させて言った。

初めての自分から望んで作った恋人、まだ保留期間だけど、いつまでにどうなるって明確な提示はしなかったのはずる賢い戦法かもしれない。
綾小路のことは好きだけど、ラグビーをやるようにガッチリごつい自分の姿は全く想像出来ないし、自身の美意識からはハミ出している。
どこまで鍛えればOKが出されるのか。だからと言ってあまりウカウカしていても、他に理想の身体に出会ったら綾小路は僕の元を離れて行ってしまうんじゃないだろうか。
考えたら、彼は好みの身体であれば誰でも良いんじゃないかと思って少し悲しくなった。けど、これが惚れた弱みと言うんだろう。なんとか、なんとか鍛えなくては・・・。


あれから綾小路は僕の身体を見たいと言うようになった。
どうやら、太い腕も好みらしいが、割れた腹筋が特に好きらしいことを聞いた。
シャツをたくし上げて腹を見せてやると、薄らと割れた筋肉をなぞり、嬉しそうに笑う。そんな顔が愛おしく思えるなんて自分も末期だなっと思う。
仮彼氏として、僕は帰り道を共にしたり、土日はできる限りデートらしいことを企画し誘った。
綾小路はデートと思って僕と一緒の時間を過ごしたんだろうか。今思うと彼的には全くデートでもなんでもなかったのかもしれない。
前の彼氏の事を聞くのも嫌で自分の考えのみを信じてやってきたけど、今はただの徒労だったのかと思う、


見上げた先の綾小路は自ら服を脱ぎ、口角をあげて美しく笑った。僕の身体に馬乗りになり、彼の指が肌の上を滑る。
クスリと笑って綾小路はウットリと腹筋をなぞった。これから何が始まるのかなんて、聞かなくても分かってる。背に縛られた腕が軋んだ。
「綾小路?」っと呼びかける声も不安で一杯。
「大丈夫、すこし身体貸してくれ」とキスを落とし、手直にあった脱ぎ捨てたシャツで僕の目隠しをした。布ズレの音ばかりが近くに聞こえる。
驚いてる間に手足も何かで縛られて、ベットに固定されてしまう。手際がいいと読める余裕も無い。
戸惑いが溢れ出て落ち着かない。「綾小路?」と再度呼びかけが、返事の変わりに熱い息がヘソの辺りを撫でた。
「本当は、もう少し筋肉ある方が好みだけど、風間、頑張ってるから」
ふふふっと笑うような声、いきなりペロリと舐められた肌。驚いてビクリと身体が跳ね上がった。
「女の子と、目隠しとかした事ないの?」
色々なプレイは体験してきた、好奇心も多い方。でも、全てに共通するのは、僕が主導権を握る立場だって事。まさか、彼にリードを持たれるなんて・・・。
声は、綾小路のモノなのに、知らない人みたいに感じる。
「大丈夫、君にツっこんだりしないから安心して。男の人とは初めてでしょ?見たら萎えちゃうかと思って。好きな女の子の顔でも想像して良いからな」
好きな子も何も、今、僕の上に居る君のことが好きなのに。
ギシギシとベットのスプリングが鳴る。乗っていた彼が僕の上から体勢を変えたのが分かった。肌に、肌が触れる。
多分、太腿辺りを触る手からも推測されるが、僕の上に背を向けるようにして腹に座ってる。
「綾小路!?」
ゆっくりと開けられたズボンのジッパー、下着を別けるように取り出した僕のソレに彼の手が絡む。まだ何の反応もしてないものを見られて、恥ずかしさで顔が熱い。
「大丈夫、抜くの上手いって褒められたことあるから。君は寝転んで、ココを貸してくれれば・・・」
そう言って、腹筋の当たりに熱い昂りが押し付けられた。少々濡れてる感触と、彼の息づかいで興奮してるのが分かる。彼は腹にソレを擦り付けながら、僕のソレを上下に抜き始めた。

気持ちいいと笑った声と、冷めた心と熱い身体。
「綾小路」と、僕の好きになった彼を呼んだ。返事をしたのは正体不明の綾小路の方だった。



end.
はい、ぶつぎったー!
綾小路くんに、腹筋にtんこ擦り付けオナニーさせたかったんです、すみません。
ごめんなさい、許して下さい。
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