坂→綾/美しい人
学怖の坂上くん→綾小路くんです。
ずっと書いてみたかった!でも、書く気持ちが捻くれてたっていうか・・・・。
とりあえず、クリーン坂上くんの変な片思い話を、短いです。
大気光学現象とかよくわかってないのに手を出して申し訳ないです、理系じゃないです::
いつかブラック坂上くんの痛い片思い話も書きたい!
- 美しい人 -
彼を初めて見かけたのは、秋も終わりかけ、冬の温度を少しだけ含んだ風が吹くようになった時期だ。
冷える朝が続いたのに彼は三年の教室の窓際で朝早くから居た。
たまたま見上げた視線の先に見えた。
映画で言うならエキストラでしかなかった。
その他大勢の中の一人。
僕と彼の接点は一つもない。
もう、冬になろうと毎日が進んでいるのに、今日になるまで彼の事を見た事も無かった。
マンモス校だと言う事も有るが、何処か別の所で見かけても同じように自分は彼を見つけたはず。
だから、今まで本当に何もすれ違う場所が無かっただけ。
今も一方的な視線が向けられただけ。
彼は僕の方なんて気づいてない。
彼と僕はすれ違う事は無いのだろうか。
三年生の窓際で見かけた彼を気にして僕は何となく理由を付けて、その席が見える場所へ行った。
理由を付けないと足を向ける事が出来なかった。
ただ見上げるだけ。それだけ。
図書室で名前も知らない相手を雲の名前に例えて呼んでいる本を読んだ。
作者も題名さえ忘れてしまったのに、雲の名前で相手を呼んだ事。
僕も彼を雲の名前で呼ぶ事にした。
でも、彼のまとったイメージを表現出来る名前が見つからなかった。
調べていたら「月暈」という言葉を知った。
それを簡単にハロと呼ぶのもわかったので、彼の事をハロと決めた。
夜の月の儚さと虹の輝き。不思議な彼にぴったりだと思った。
彼は男だけど、美しく、病的に白い肌をしていた。
何を見ているのかわからない眼差しで、朝ぼんやりと外を見ている。
マスクをしている事が多く、病気なんだろうか?
接点の無い僕には何一つわからない。
せめて彼の名前さえ知っていれば、友達で知っている人が居るかもしれない。
でも、知りたいけど知りたくなかった。
だって、彼は月のように遠く離れた存在。
三年の冬、もうすぐ卒業していってしまう人だから。
今日も彼を見るために理由を付けて、いつもの場所に行った。
見上げた先には部の先輩と話す彼を僕は見てしまった。
途端に僕の中で彼に対する興味が薄れてしまった。
遠い存在だと思ってたのに、地に足の着いた普通の人間だったんだと。
たたり前の事を思って落胆した。
ぼんやりと見上げていたら部の先輩が俺に気づいて手を振ってくれた。
優しい先輩だ、先輩に釣られるように彼も僕の方を見て少し笑った気がした。
end.
クリーン坂上くんは片思いに対して何でも美化してしまうイメージが拭えない。
フェアリー的な非現実世界に恋をするタイプだと思ってる。はっ、二次元もえなのか!?
月暈て、雲を作る氷晶がプリズムの働きをして月の周りに光の屈折を起こして円状の虹を作る現象だったかな。
違ったら申し訳ないです;;たしか、太陽バージョンもあったはず。
ずっと書いてみたかった!でも、書く気持ちが捻くれてたっていうか・・・・。
とりあえず、クリーン坂上くんの変な片思い話を、短いです。
大気光学現象とかよくわかってないのに手を出して申し訳ないです、理系じゃないです::
いつかブラック坂上くんの痛い片思い話も書きたい!
- 美しい人 -
彼を初めて見かけたのは、秋も終わりかけ、冬の温度を少しだけ含んだ風が吹くようになった時期だ。
冷える朝が続いたのに彼は三年の教室の窓際で朝早くから居た。
たまたま見上げた視線の先に見えた。
映画で言うならエキストラでしかなかった。
その他大勢の中の一人。
僕と彼の接点は一つもない。
もう、冬になろうと毎日が進んでいるのに、今日になるまで彼の事を見た事も無かった。
マンモス校だと言う事も有るが、何処か別の所で見かけても同じように自分は彼を見つけたはず。
だから、今まで本当に何もすれ違う場所が無かっただけ。
今も一方的な視線が向けられただけ。
彼は僕の方なんて気づいてない。
彼と僕はすれ違う事は無いのだろうか。
三年生の窓際で見かけた彼を気にして僕は何となく理由を付けて、その席が見える場所へ行った。
理由を付けないと足を向ける事が出来なかった。
ただ見上げるだけ。それだけ。
図書室で名前も知らない相手を雲の名前に例えて呼んでいる本を読んだ。
作者も題名さえ忘れてしまったのに、雲の名前で相手を呼んだ事。
僕も彼を雲の名前で呼ぶ事にした。
でも、彼のまとったイメージを表現出来る名前が見つからなかった。
調べていたら「月暈」という言葉を知った。
それを簡単にハロと呼ぶのもわかったので、彼の事をハロと決めた。
夜の月の儚さと虹の輝き。不思議な彼にぴったりだと思った。
彼は男だけど、美しく、病的に白い肌をしていた。
何を見ているのかわからない眼差しで、朝ぼんやりと外を見ている。
マスクをしている事が多く、病気なんだろうか?
接点の無い僕には何一つわからない。
せめて彼の名前さえ知っていれば、友達で知っている人が居るかもしれない。
でも、知りたいけど知りたくなかった。
だって、彼は月のように遠く離れた存在。
三年の冬、もうすぐ卒業していってしまう人だから。
今日も彼を見るために理由を付けて、いつもの場所に行った。
見上げた先には部の先輩と話す彼を僕は見てしまった。
途端に僕の中で彼に対する興味が薄れてしまった。
遠い存在だと思ってたのに、地に足の着いた普通の人間だったんだと。
たたり前の事を思って落胆した。
ぼんやりと見上げていたら部の先輩が俺に気づいて手を振ってくれた。
優しい先輩だ、先輩に釣られるように彼も僕の方を見て少し笑った気がした。
end.
クリーン坂上くんは片思いに対して何でも美化してしまうイメージが拭えない。
フェアリー的な非現実世界に恋をするタイプだと思ってる。はっ、二次元もえなのか!?
月暈て、雲を作る氷晶がプリズムの働きをして月の周りに光の屈折を起こして円状の虹を作る現象だったかな。
違ったら申し訳ないです;;たしか、太陽バージョンもあったはず。
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