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風→綾/ご飯とオカズ

学怖の風→綾です。無自覚風間くんって美味しい設定だよね^^!
ただのエロになりました;ちと、濃いめ?;
苦手な方はスルーして下さい。


- ご飯とオカズ -


綾小路をからかうのは楽しい。
いつも冷静で整った顔が、怒りで崩れるのを見るのが。
クラスの子たちから見た綾小路は落ち着いていて面倒見の良いヤツ。
そんなの嘘、偽りの姿。
本当は短気で面倒くさがりで、最近知ったけど童貞。

彼が童貞って知ったのは何を話していた時だったかな?
普段と変わらないノリでからかって、イライラのつのった綾小路が失言したんだったっけ?
忘れてしまったけど、その時の彼の顔は覚えてる、自身が童貞である事を言ってから「しまった!」って顔の綾小路は怒ってる時と違って子供みたいで可愛かった。
もちろん、可愛い女の子には負けるけどね。
高校生で童貞ってたぶん普通。
僕みたいにプレイボーイであったり年上の彼女が居るとか、性欲が有り余ってるヤツらは経験済みかもしれないけど。
でも、同級生に、しかもちょっと嫌いなヤツに童貞ってバレるのってホント避けたいよね。
わかるよ、綾小路、君も一端の男だったんだね。
可愛らしい女の子にも男にも態度同じだし、そういったことに興味ないのかと思ってたよ。
それか、女じゃなくて男に興味あるのかと思ったぐらいだ。
口では否定してても、君の変態を引き寄せてしまう能力は僕は買っているんだ。
一部では「デブのアイドル」とまで言われているらしいじゃないか。
実に喜ばしいね、モテてもデブなら僕の範囲外だからね。
多いに頑張ってくれ。

「ねぇ、オカズはいつもなんなの〜?」
またそのネタか、と呆れた顔を浮かべて俺を見た綾小路は、僕の声が聞こえていたはずなのに「一時間目は移動教室だったな」っと隣の席のヤツに話しかけて机の中から教科書を出して立ち上がった。
「お前も油売ってないで移動だ」
完全には無視せず声をかけるのは彼の良い所でもあり駄目な所でもある。
最近は綾小路のオカズ事情を聞くのが挨拶代わりになりつつある。
呆れや、恥ずかしさ、顔が引きつったり、怒ったり。
反応が面白い。なんとか誤摩化して答えを聞いた事が無いが、めげずに声をかける。
童貞だし、見たところ彼女も居ないみたいだし毎日しないにしても処理はしないといけないだろうし。
男として避けては通れない生理現象なんだ、それに、すかしてても何かに欲情する事はあるだろうし。
うっかり、彼のオカズを知ったら、それでまた、からかうネタが増えるだけだしね。

教科書を持って一足先に教室を出た綾小路の後を追う。
「なぁにぃ、照れちゃってぇ〜」
間延びした粘着質な声をかけてた。
朝からイライラして疲れた顔を隠さずこちらに向けて。
そーゆー感情出した顔を僕以外にも見せてやれば良いのに。
「その顔、とても魅力的よ」っと冗談と本心半々で言った。
「お前は人を馬鹿にした事しか言えないんだな」
「何それ、僕は君と話す事が楽しいだけだってば」
笑いかけると余計に腹を立てた彼は黙り込んで歩調を早めた。
ありゃ〜、これは完全に怒らせちゃったかな。
でも、謝るのも嫌だな。
開いた距離を埋める事もせず、同じクラスの女の子が後ろから歩いてきたので「おはよう」とにっこり笑って話かけた。

授業中は暇だ。
大抵の事はちょっと教科書を読めば理解出来る。
でも、サボって先生に目を付けられるのは面倒くさい。
僕ってば、イケメンだし、頭も良くて女の子にも優しいから人にすぐ妬まれるんだ。
産まれもっての才能を妬むヤツは一杯居る。先生だってこんな完璧な僕が授業サボれば、すぐ咎められるだろうし。
面倒、ダルいって態度を隠して先生の話を聞いてる振りをする。
ポーズだけしてれば大抵の人は騙される。
ちょろいなぁ。
たまたま先生にあてられてプリントを配るのを手伝う綾小路と目が合った。
ア行は一番前の席で大変ですね。お疲れ〜っと手をあげて笑いかけてやったのに、まだ怒ってるのか睨まれてしまった。
おー、こわいこわい。


最後の授業が終わった。教室を出て行く先生。
早々に部活へ向かうもの、友人と談笑するもの、それぞれ。
僕は綾小路の所へ足を向けた。
彼の机の前に立つと顔は向けずに「なんだ」と低い声。
まだ怒ってるの?長生きしないよ。
言うと怒るから思ってる事全部は言わないけど、今日一日考えていた事を胸を張っていってやった。

「あのさ、君が未経験だからいけないんだよ」

突然の口火に理解出来ないのか「は?」と間抜けな声。
「前後が無い、意味が分かるように言ってくれ。俺はお前じゃないからな」
面倒くさそうなのに、話をちゃんと聞こうとする。やっぱり甘いね。
僕になら良いけど、他の人につけ込まれるし勘違いされちゃうよ。
でも、忠告はしてやらなかった。
「だからさ、綾小路が童貞だから駄目なんだって!」
伝わらないもどかしさで少し声が大きくなったかもしれない。
教室に居た生徒が僕の声に注目はしないが耳をそばだてるのを感じた。
目の前の彼は周りに童貞と知れた事で恥ずかしさと怒りでパンクしてしまったのか、ただ顔を赤くさせるばかり。
「おまえ・・・・」
それ以上の言葉が出てこない彼の手を掴んで無理矢理連れ出した。
あの空間に居たくないからか、黙って後をついてくる綾小路。
弁解するのも誤摩化してることがバレるから何も言わず教室から出て普段使われてない特別教室に押し込んだ。
カーテンも閉められて、薄く光が透けるぐらいの部屋で顔を見つめると、ちょっと悪い事をしたかもしれないって、ほんの少しだけ罪悪感が湧いてきた。
噂がどのくらい続くかわからないけど、今から綾小路は「未経験」では無くなるから大丈夫。

壁に押し付けて挟むように両手で彼を囲った。
「お前、マジで殺したい」と小さな声が聞こえた。
怒りすぎると大きな声で罵倒したりできなくなるんだね、知らなかった。
「ごめんごめん」
一応、公言してしまったのを謝ると「サイテーだよ」と言われた。
「大丈夫、君が無視されてハバにされても僕だけは味方で居てあげるから。責任持つから」
「そんな責任全く嬉しくない・・・」
「ごめんごめん、今日一日、君のオカズとか諸々を考えてて一つ答えが出せたんだ、だから周りが見えてなかった。別の責任も持つから」
「またそれかよ」
内側で苛立った憤りは冷めていないみたいだけど、振り切り過ぎて逆に冷静になったのかもしれない。
綾小路がいつもの様に僕に呆れてる。
「じゃ、今から別の責任も果たすから!」
「は?」と見上げた顔にキスをしてやった。
彼が暴れようと振り上げた手を押さえて口内をしつこい位に舐め回してやった。

口を話すと息苦しさで涙目になってる綾小路は赤くなった口端から涎を垂らした。
「だらしないな、これ位飲み込んでよ。キスも初めてだった?」
からかうと怒って余計暴れだした身体を、自分も身体と壁で押さえ込んだ。
前後から挟まれて動けない綾小路がスゴい勢いで睨んできたけど、先ほどの涙目と零れた涎で全く怖くない。
押さえついでに足で股間を緩く刺激してやった。
「おい、やめろって」
「だから、責任とるって言ったでしょ」
「何が言ってんだ、からかうのもいい加減にしろ!!」
「僕は本気だって!」
全く理解してくれない彼を無視して口を再度塞いでやった。
モゴモゴ言ってるけど、知らない。
僕が君を「経験者」にしてみせるから!


綾小路は最初抵抗を見せたが、運のいい事に感度が頗る良かった。
や、僕との相性もあるのかもしれない。
それか、怒りによって興奮していたせいもあるかもしれない。
結局の所分からないが、嫌だ嫌だと口では言いつつもしっかりと勃起したソレ。
窮屈そうだったのでズボンから出してやる。
「かわいい〜、あんま自分でも使ってないでしょ、先端キレイだね」
褒めてやったのに、逆に怒らせてしまったみたい。
良い所を弄られて力の抜けてしまい、床にへたり込んだ綾小路は睨む事しか出来ない。
脱がせる前から一杯触れてやったから先走りで下着が糸を引いてる。
やらしぃ〜。
「ちょっと、そんなエロイ顔しないでよ、僕まで反応しちゃうじゃん」
笑って反応し始めた自分のを取り出すと「お前のは汚い」と、お言葉をもらった。
失礼しちゃう。これは沢山の女の子を気持ち良くさせるのに使ったから汚くなんてない!
しつこく先端を親指の腹で撫でてやると彼の腰が小さく震えた。
「文句言いつつも感じて。良かったね」
笑いかけてからソッと濡れた指を後ろに忍ばせた途端、縮み上がったソレ。
「ちょっと!何その反応!!」
「っるさい!男が掘られそうになってビビるに決まってるだろ。ホント、こき合ぐらいなら誤摩化せるけど、掘られたら本気だろうが!」
「ギャーギャー五月蝿い!僕は本気だって言っただろ!責任とるって!君、潔くないよ!」
「お前、ゲイなのかよ!!」
「バカ言うな、僕は女の子が大好きなんだよ!!」
「じゃぁ、やめろよ。男に手を出すな!」
「だから、僕は責任とって君を経験者にしてやるって言ってるだろ!」
「経験っても、童貞のままだろうが、バカやろう!」
「じゃぁ、君は僕のに挿入れたいってわけ!?」
「なわけあるか!」
「じゃぁ、良いでしょ。優しくしてやるから」
言い争いの後、まだ何か言おうとする口を無理矢理塞いで、前後を弄って。
なんてサービス精神・・・・。僕の優しさにいつか綾小路が感謝する日が必ず来るはず。

入り口を広げるようにゆっくりと馴染ませて先走りで何度も濡らしてやっても男は濡れない。現実は辛い。
一応、前の刺激で感じてはいるらしい。
短い息づかい、熱を含んだ息が僕の肩に垂れて熱い。
僕の本気が伝わったのか、諦める事で観念したのか分からない彼がに一つの提案をした。
「ねぇ、一回抜いてソレで濡らすのどう?それか、舐めてやろうか?」
「・・・・・・・・・やめるって選択は無いのか」
「ない」
「舐めるのは駄目」
「そう?了解」
両手で限界の近かった彼のモノを擦ると呆気なくイッた。
小さく「うっ・・・」と零れた声がスゴく股間を刺激したけど気づかないふりをした。
濡れた指に精液を絡めて先ほどまで触れていた入り口に沿え、達して力が抜けていたのか、なんとか一本目は入った。
言い表せれない圧迫感に眉を寄せ、「こんな体験する予定なかった・・・」と言った。

中を緩く撫でて聞き齧った知識で一点を探していく。
女の子と全部違うなぁ、濡れないし、狭いし、窮屈。
「ここ〜?こっち〜?」
黙ってると綾小路の苦しそうな息づかいしか聞こえないので、わざと聞いた。
男同士って時間かかるんだな〜。女の子だったら今頃終わってるんじゃないかな。
性器を弄ってる時は感じ入ってたのに後ろを弄ってる時は項垂れたソレを見て溜息が零れそうになった。
こんな面倒な事をやってるのに自分の性器は頭をもたげたまま。
「ここは〜?」
と、再度聞いて中を突くと小さく息を詰めたのがわかった。
えっ、もしかしてココ?
もう一度触れてやると入り口がキュッとしまった。
顔を見ようとしたら限界まで顔をそらして見せてくれない、なんだよ。
「気持ちいぃ?」
意地悪く聞いて、また突いてやる。
「ね、どう?顔見せてよ」
「うるさい、いいよっ・・・バカ」
中が物欲しげにキュッと指を包む、誘われるように指を二本・三本と増やしていく。

時間をかけてほぐしたかいがあった。
完全になえていた綾小路の性器も、半勃ちぐらいまでは反応してる。
生徒手帳に挟んであったコンドームを取り出すのを見て、
「お前、準備ばっかり良いな」と褒められたので。
「まぁね、そこが経験、未経験の差かな」と言ったら力の入ってない手で髪の毛を引っ張られる。
ちょっと、軽くても痛いって。僕のキレイな髪がグシャグシャじゃん。
「い、から。もう終わらしてくれ」
初めての事と色々弄られたからだろうか、なんかぐったりとしてる。
「僕の受け入れるんだから、もっと嬉しそうにしてよ!」
「嬉しくねぇよ、ヤリチンやろう!」

綾小路は最後まで綾小路だった。
か弱そうに見せての、あの言葉。実にらしい。
ますます好きになったよ。

やり疲れてぐったりと床に寝転ぶ彼を見下ろした。
鼻が良すぎるせいで床に寝るなんて考えられないだろうけど、それほど疲れたのかな。
髪の毛を撫でてやると閉じていた目が薄らと開いて「腰が痛いぞ」と怒った。
「うん、ごめんごめん」
「本気で謝ってるのか?」
「ほんき本気。ついでにもう一つ本気が出来たから報告するよ」
返事するのも面倒になったのか目線だけで話を促されたので言ってやった。
「本気で綾小路の事好きになったかも。責任とるから付き合って?」
「お前、やっぱりゲイだったのか?」
「だから違うって!僕は女の子が好きなの!」
「死ねよ!」
「これからのオカズは僕を想像して抜いていいからね?」
「・・・・・今すぐ消えて欲しい」
「もぅ、照れちゃって!」
「むしろ自分が消えたい・・・」
「消えないで!今日から僕のオカズなんだから!」
「・・・・抜き死ね」



end.
無駄に長くてすいません;;
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