風綾/隠れみの
全然わかってないバカと流される人。
ほのぼので、風間くんも綾小路くんもお互いの事、普通に好きです。
えぇ、まぁ、そう言う事にしておいて下さい(逃)。
- 隠れみの -
次の授業は数学か、と机の仲から教材を出していると目の前にやってきた風間が「可愛いね」っと俺に言った。
嬉しそうな顔をしている。
俺からしたらそんな顔は憎ったらしいし、イライラする。
可愛いねって言葉もムカつく。教科書を机に置く行為が可愛いわけがないだろうが。
それに、嬉しくも何ともない。
女相手には通用するかもしれないけど、男の俺に言うって、からかってるとしか。
や、顔だけ見ても俺をバカにしてる意外ないか。
そこまで考えて呆れて「あぁ」と、だけ返した。
「元気ないね」と言われても、お前のせいだ。
本当ならバカって言ってやりたかったけど、元気ないねっと言う風間の顔はこちらを伺う犬みたいだったから口にしなかった。
「そんなことない」
あしらってしまおうと適当な返事をしたと同時にチャイムが鳴った。
ガタガタと各自の席に戻る生徒、でも、風間だけが動かない。
教師はまだ来てないからって・・・。
口元に手を当てて「おい、チャイムなったぞ」と親切に教えてやったのに、前の扉が開くのと同時に手を掴まれて無理矢理引っ張られた。
立たされ、入ってきた先生とモロに目が合って。
俺にどうしろって言うんだ。
驚いて引かれるまま廊下に出た。
「おい!おいって!」
声をかけても返事は戻ってこないまま歩みは進む。
うしろの教室から先生も「おーい」と呼んでいる。
少し抜けた教師だと思ってたが暢気すぎるだろ。
どうなる訳でもないのに俺は風間の後頭部を睨みつけた。
引っ張られて辿り着いたのは裏庭の花壇。
やっと手を放した風間はこちらを振り返って俺の両肩を強く掴み、「やっぱ疲れてるでしょ!」
叫ぶような勢いにまた驚いた。なんだ、いきなりスイッチ入れるのやめてくれ。
俺にはお前と同じようなスイッチはないから。
「別に疲れてない」
面倒が声色に含まれてしまった、ぶっきらぼうな態度をまた風間は勘違いしたようだ。
「待って」と言うと日に当たっていたベンチを引きずって木陰に持ってきた。
なにその行動力、サービス精神?
そして、風間はベンチ端に座り隣に来るように、ベンチの空きスペースを指差してトントンッと軽く叩いて場所を示した。
正直嫌だ、男二人が何が楽しくてベンチに二人で座らなきゃならない。
嫌そうな顔を浮かべると急かされた。
「早く!そこ日があたってるでしょ!こっち!!」
はいはいっと仕方が無く隣に座ってやった。
コレで満足かよ?っと顔を見ようとしたら急に肩をつかまれて体勢を崩された。
「わぁ!」なんて声が出てしまう程、突然で驚いた。
なにすんだコイツ。ホントいつも驚かせるなよ。
頭を無理に膝に押し付けるとやっと満足した顔で俺を見下ろしてきた。
「よかったね、コレで休めるでしょ?」
くったいなく嬉しそうに笑った。
何処が良いんだ、無理な体勢に背骨が痛い。
それに先ほどまで日に当たっていたベンチは熱を持っていて熱い。
はぁっと溜息をついて、身体を楽な姿勢にズラすと溜息を落ち着いて息をついたとでも思ったのか「よしよし」と言った。
何が良いんだか。ちっともわかんない。
俺の思ってる事がちっとも通じない。風間の考えてる事、思いつき、突拍子もないのに・・・。
結局流されてる。
ベンチの都合で伸ばせない足を折り曲げると同時に風間の手が頭を撫ぜた。
「疲れてるなら素直に言いな。僕がなんとかしてやるから」
これがなんとかした結果なのか。
学校の庭のベンチで男に膝枕されてる男って・・・。
返事をするのも面倒だし、流されついでに授業はサボる事にした。
今更二人で戻るのも嫌だからな。
何もかもどうでも良くなって目を閉じたら、瞼の裏の影が濃くなった。
すぐに目を開けると風間の顔が目の前にあってキスされた。
だからお前はいつも「突然なんだよ」と呆れた声が零れた。
俺を見る風間は「んー、そうかい?」と笑った。
そして、「もう一度良い?」とお伺いを立てられて、俺は恥ずかしさに目を閉じて応えを返した。
end.
私の方が臭い話書いて恥ずかしくて目を閉じてしまいたいよ!書いた自分のアホ!w
ほのぼので、風間くんも綾小路くんもお互いの事、普通に好きです。
えぇ、まぁ、そう言う事にしておいて下さい(逃)。
- 隠れみの -
次の授業は数学か、と机の仲から教材を出していると目の前にやってきた風間が「可愛いね」っと俺に言った。
嬉しそうな顔をしている。
俺からしたらそんな顔は憎ったらしいし、イライラする。
可愛いねって言葉もムカつく。教科書を机に置く行為が可愛いわけがないだろうが。
それに、嬉しくも何ともない。
女相手には通用するかもしれないけど、男の俺に言うって、からかってるとしか。
や、顔だけ見ても俺をバカにしてる意外ないか。
そこまで考えて呆れて「あぁ」と、だけ返した。
「元気ないね」と言われても、お前のせいだ。
本当ならバカって言ってやりたかったけど、元気ないねっと言う風間の顔はこちらを伺う犬みたいだったから口にしなかった。
「そんなことない」
あしらってしまおうと適当な返事をしたと同時にチャイムが鳴った。
ガタガタと各自の席に戻る生徒、でも、風間だけが動かない。
教師はまだ来てないからって・・・。
口元に手を当てて「おい、チャイムなったぞ」と親切に教えてやったのに、前の扉が開くのと同時に手を掴まれて無理矢理引っ張られた。
立たされ、入ってきた先生とモロに目が合って。
俺にどうしろって言うんだ。
驚いて引かれるまま廊下に出た。
「おい!おいって!」
声をかけても返事は戻ってこないまま歩みは進む。
うしろの教室から先生も「おーい」と呼んでいる。
少し抜けた教師だと思ってたが暢気すぎるだろ。
どうなる訳でもないのに俺は風間の後頭部を睨みつけた。
引っ張られて辿り着いたのは裏庭の花壇。
やっと手を放した風間はこちらを振り返って俺の両肩を強く掴み、「やっぱ疲れてるでしょ!」
叫ぶような勢いにまた驚いた。なんだ、いきなりスイッチ入れるのやめてくれ。
俺にはお前と同じようなスイッチはないから。
「別に疲れてない」
面倒が声色に含まれてしまった、ぶっきらぼうな態度をまた風間は勘違いしたようだ。
「待って」と言うと日に当たっていたベンチを引きずって木陰に持ってきた。
なにその行動力、サービス精神?
そして、風間はベンチ端に座り隣に来るように、ベンチの空きスペースを指差してトントンッと軽く叩いて場所を示した。
正直嫌だ、男二人が何が楽しくてベンチに二人で座らなきゃならない。
嫌そうな顔を浮かべると急かされた。
「早く!そこ日があたってるでしょ!こっち!!」
はいはいっと仕方が無く隣に座ってやった。
コレで満足かよ?っと顔を見ようとしたら急に肩をつかまれて体勢を崩された。
「わぁ!」なんて声が出てしまう程、突然で驚いた。
なにすんだコイツ。ホントいつも驚かせるなよ。
頭を無理に膝に押し付けるとやっと満足した顔で俺を見下ろしてきた。
「よかったね、コレで休めるでしょ?」
くったいなく嬉しそうに笑った。
何処が良いんだ、無理な体勢に背骨が痛い。
それに先ほどまで日に当たっていたベンチは熱を持っていて熱い。
はぁっと溜息をついて、身体を楽な姿勢にズラすと溜息を落ち着いて息をついたとでも思ったのか「よしよし」と言った。
何が良いんだか。ちっともわかんない。
俺の思ってる事がちっとも通じない。風間の考えてる事、思いつき、突拍子もないのに・・・。
結局流されてる。
ベンチの都合で伸ばせない足を折り曲げると同時に風間の手が頭を撫ぜた。
「疲れてるなら素直に言いな。僕がなんとかしてやるから」
これがなんとかした結果なのか。
学校の庭のベンチで男に膝枕されてる男って・・・。
返事をするのも面倒だし、流されついでに授業はサボる事にした。
今更二人で戻るのも嫌だからな。
何もかもどうでも良くなって目を閉じたら、瞼の裏の影が濃くなった。
すぐに目を開けると風間の顔が目の前にあってキスされた。
だからお前はいつも「突然なんだよ」と呆れた声が零れた。
俺を見る風間は「んー、そうかい?」と笑った。
そして、「もう一度良い?」とお伺いを立てられて、俺は恥ずかしさに目を閉じて応えを返した。
end.
私の方が臭い話書いて恥ずかしくて目を閉じてしまいたいよ!書いた自分のアホ!w
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