風綾/叶えたい
学怖の風綾です。
キャラ崩壊ハンパないです。
心広い方どうぞ><;
- 叶えたい -
綾小路ってあんまり物欲が無い。
何か欲しい物があったら買ってあげるよ?って言っても「別に欲しくない」と切り捨てる。
僕が買ってあげるって言ってるのに。
今まで付き合ってた女の子ならプレゼントすると凄い喜んだのに。
彼は何が欲しいとか言わないし、何をあげれば良いかの見当もつかない。
まさか女みたいに花束やアクセサリーなんて喜ばないだろうし。
使ってるトランペットよりも高い奴買ってあげようか?て聞いたら喜ぶよりも怒ってきたし。
あの時は「お前は金銭感覚がない!」「物を大切にしたり、愛着ってもんがあるんだ!」などなど散々怒られたからね。
ホント、心外だったなぁ。
喜ぶと思って言ってるのに。
素直にそれが欲しいって言えば良いのに。
でも、一番厄介なのは、綾小路ごときに悩んでるのが・・・・。
本気なんだなって思った瞬間に硬い物で頭を殴られた気になった。
僕が本気・・・・ありえない。
だいたい、あいつ男だし、ちょっとからかうとムキになって怒ってきたり、
身体だって何処触ったって柔らかくないし、気持ちいいふくらみないし、
穴もキツいし、余計な棒もついてるし。
ま、僕も持ち合わせた棒だから何処触れば気持ちいのかは解るのは良いけどさ。
素直じゃないし、潔癖そうに見えてエロい事には弱くて・・・。
他にも一杯不満もあるけど、あれそれひっくるめて好きなんだな。
また思い当たった答えに溜息をはいた。
結局は全部好きなんですね、悔しいけど。
再度、深く息を履いて目の前に居る綾小路を見た。
今は長い昼休み中。
教室で談笑しつつお弁当も食べ終わる頃合い。
綾小路はちまちま食べるからご飯遅いんだけどね。
「なに、人の顔みて溜息ついてんだよ。飯がまずくなるだろ」
「・・・・へーへ、すみませんね」
「へーへって腹立つな」
ホント口が悪い。周りには優等生って見られてるのに気の知れた人に対してはキツいんだから。
つか、僕に対する愛が足りないよ、全く。
食べ終わったばかりで喉が渇いたので鞄から今朝買ってきたペットボトルを取り出した。
新商品のお茶でオマケのストラップがキャップ口の所についてる。
コンプリートしようと選ぶ客が居るからなのか、中身は見えないけど僕も名前を知ってるクマのキャラクターが入ってるらしい。
別にこんなチンケなオマケなんて要らないけど。
邪魔な袋を取り、お茶を飲むと綾小路がオマケの袋を見てたから、なんの気無しに「あげるよ」と手渡してやる。
ありがとうと受け取った彼の表情はどことなく、嬉しそう・・・?
ご飯も途中なのに袋を開けて中身を確認してる。いつもなら僕に食べながら他ごとするなとか注意するくせに何なの?
中からは蜂のコスチュームをまとったクマが出てきた。
顔の前にぶら下げてまじまじと見てる綾小路。
「それ好きなの?」
「・・・・まぁ、可愛いなって」
「へぇ」
意外だ。キャラクター物とか好きだなんて。
「そうなんだ」っと上擦った声が出てしまった。
悪いかよ、恥ずかしそうに綾小路が言う。
「別に、悪いなんて言ってないよ。で、どれが好きなの?」
朝学校について先週の昼休みのときの会話を思い出してた。
綾小路はクマよりもひよこが好きらしい。
なんか、僕に似てるとか言ってた。何それって感じだけど。
コレのどこが・・・・。
僕は目の前にひよこのストラップを垂らして見つめる。
携帯につけたそれは何とも言えない表情で僕を見ている、なんか腹立つ顔だな。
見ていたら目の前に綾小路が立っていた。
「おはよう、なに、ストラップ?」
「おはよう」と返事をしたが彼は僕の携帯を取り上げてキャラクターを見ていた。
「それさ、どう思う?」
「どうって?可愛いんじゃないか?」
「そうか、可愛いか。なら仕方が無いな」
言って、僕は鞄から小さな袋を取り出し、その中身を机の上にひっくり返した。
ころりと出てきたのは沢山のオマケストラップ。
健気な僕は美味しくも不味くもないお茶を購入して中身がどの種類かも解らずに集めたんだ、綾小路の為に。
だからもっと、僕を褒めた絶えるべきだね。
「これ、あげるよ」
ストラップの山を前にして驚いた顔をした綾小路はすぐに「馬鹿だな、こんな沢山」っと笑っていた。
end.
今まで付き合ってた女の子と全然違うんだ。
キャラもの好きな綾小路くん可愛いなって。
後日、綾小路くんの携帯にごたごたとキャラクターのストラップがついてたらもっとかわいい。
オマケ↓
キャラ崩壊ハンパないです。
心広い方どうぞ><;
- 叶えたい -
綾小路ってあんまり物欲が無い。
何か欲しい物があったら買ってあげるよ?って言っても「別に欲しくない」と切り捨てる。
僕が買ってあげるって言ってるのに。
今まで付き合ってた女の子ならプレゼントすると凄い喜んだのに。
彼は何が欲しいとか言わないし、何をあげれば良いかの見当もつかない。
まさか女みたいに花束やアクセサリーなんて喜ばないだろうし。
使ってるトランペットよりも高い奴買ってあげようか?て聞いたら喜ぶよりも怒ってきたし。
あの時は「お前は金銭感覚がない!」「物を大切にしたり、愛着ってもんがあるんだ!」などなど散々怒られたからね。
ホント、心外だったなぁ。
喜ぶと思って言ってるのに。
素直にそれが欲しいって言えば良いのに。
でも、一番厄介なのは、綾小路ごときに悩んでるのが・・・・。
本気なんだなって思った瞬間に硬い物で頭を殴られた気になった。
僕が本気・・・・ありえない。
だいたい、あいつ男だし、ちょっとからかうとムキになって怒ってきたり、
身体だって何処触ったって柔らかくないし、気持ちいいふくらみないし、
穴もキツいし、余計な棒もついてるし。
ま、僕も持ち合わせた棒だから何処触れば気持ちいのかは解るのは良いけどさ。
素直じゃないし、潔癖そうに見えてエロい事には弱くて・・・。
他にも一杯不満もあるけど、あれそれひっくるめて好きなんだな。
また思い当たった答えに溜息をはいた。
結局は全部好きなんですね、悔しいけど。
再度、深く息を履いて目の前に居る綾小路を見た。
今は長い昼休み中。
教室で談笑しつつお弁当も食べ終わる頃合い。
綾小路はちまちま食べるからご飯遅いんだけどね。
「なに、人の顔みて溜息ついてんだよ。飯がまずくなるだろ」
「・・・・へーへ、すみませんね」
「へーへって腹立つな」
ホント口が悪い。周りには優等生って見られてるのに気の知れた人に対してはキツいんだから。
つか、僕に対する愛が足りないよ、全く。
食べ終わったばかりで喉が渇いたので鞄から今朝買ってきたペットボトルを取り出した。
新商品のお茶でオマケのストラップがキャップ口の所についてる。
コンプリートしようと選ぶ客が居るからなのか、中身は見えないけど僕も名前を知ってるクマのキャラクターが入ってるらしい。
別にこんなチンケなオマケなんて要らないけど。
邪魔な袋を取り、お茶を飲むと綾小路がオマケの袋を見てたから、なんの気無しに「あげるよ」と手渡してやる。
ありがとうと受け取った彼の表情はどことなく、嬉しそう・・・?
ご飯も途中なのに袋を開けて中身を確認してる。いつもなら僕に食べながら他ごとするなとか注意するくせに何なの?
中からは蜂のコスチュームをまとったクマが出てきた。
顔の前にぶら下げてまじまじと見てる綾小路。
「それ好きなの?」
「・・・・まぁ、可愛いなって」
「へぇ」
意外だ。キャラクター物とか好きだなんて。
「そうなんだ」っと上擦った声が出てしまった。
悪いかよ、恥ずかしそうに綾小路が言う。
「別に、悪いなんて言ってないよ。で、どれが好きなの?」
朝学校について先週の昼休みのときの会話を思い出してた。
綾小路はクマよりもひよこが好きらしい。
なんか、僕に似てるとか言ってた。何それって感じだけど。
コレのどこが・・・・。
僕は目の前にひよこのストラップを垂らして見つめる。
携帯につけたそれは何とも言えない表情で僕を見ている、なんか腹立つ顔だな。
見ていたら目の前に綾小路が立っていた。
「おはよう、なに、ストラップ?」
「おはよう」と返事をしたが彼は僕の携帯を取り上げてキャラクターを見ていた。
「それさ、どう思う?」
「どうって?可愛いんじゃないか?」
「そうか、可愛いか。なら仕方が無いな」
言って、僕は鞄から小さな袋を取り出し、その中身を机の上にひっくり返した。
ころりと出てきたのは沢山のオマケストラップ。
健気な僕は美味しくも不味くもないお茶を購入して中身がどの種類かも解らずに集めたんだ、綾小路の為に。
だからもっと、僕を褒めた絶えるべきだね。
「これ、あげるよ」
ストラップの山を前にして驚いた顔をした綾小路はすぐに「馬鹿だな、こんな沢山」っと笑っていた。
end.
今まで付き合ってた女の子と全然違うんだ。
キャラもの好きな綾小路くん可愛いなって。
後日、綾小路くんの携帯にごたごたとキャラクターのストラップがついてたらもっとかわいい。
オマケ↓
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