古キョン/枕を抱き寄せて
短い、一シーンのみの話。
寝る前のちょっと前。
甘め。
- 枕を抱き寄せて -
なぁ、キスしよっか?
珍しく求めてくるキョンくんに思わず目を丸くして見てしまった
時は暗いベットの中
求めるわけでもなく、ジャレあっただけで横になっていた
俺はぼんやりと暗い中でも蛍光に光る時計の文字盤を見ていた
天井を見ていた彼、てっきり寝てしまったかと思っていた
急にこちらに体を向け先ほどの台詞を言った
どうしたんです?
ダルく、聞く体勢にもなっていない状態で話を進めようとする
頭は眠気と混ざって考える気にもならなかった
なんでって…わかんね
そう…
互いに黙り込んでしまった
暗がりに慣れた目で天井を眺めていると手を突いて体を起こしたキョンくん
ふっと笑みが零れる
珍しいことだが彼から顔を近づけてくる
目を閉じてゆっくりと
何か明かりをつけておけば良かった
彼からのキスをもっと鮮明に記憶しておきたかった
自分も目を閉じて彼の唇を受け入れる
触れただけのもので離れていく前に口端にもされた
すぐに横になって俺に背を向けてしまった
その丸まった背中を見て、小さく笑った
暗がりの中でも見えた彼の顔、ただのキスに顔を赤くさせてた
普通を装って頑張る彼が愛おしく感じた
end.
寝る前のちょっと前。
甘め。
- 枕を抱き寄せて -
なぁ、キスしよっか?
珍しく求めてくるキョンくんに思わず目を丸くして見てしまった
時は暗いベットの中
求めるわけでもなく、ジャレあっただけで横になっていた
俺はぼんやりと暗い中でも蛍光に光る時計の文字盤を見ていた
天井を見ていた彼、てっきり寝てしまったかと思っていた
急にこちらに体を向け先ほどの台詞を言った
どうしたんです?
ダルく、聞く体勢にもなっていない状態で話を進めようとする
頭は眠気と混ざって考える気にもならなかった
なんでって…わかんね
そう…
互いに黙り込んでしまった
暗がりに慣れた目で天井を眺めていると手を突いて体を起こしたキョンくん
ふっと笑みが零れる
珍しいことだが彼から顔を近づけてくる
目を閉じてゆっくりと
何か明かりをつけておけば良かった
彼からのキスをもっと鮮明に記憶しておきたかった
自分も目を閉じて彼の唇を受け入れる
触れただけのもので離れていく前に口端にもされた
すぐに横になって俺に背を向けてしまった
その丸まった背中を見て、小さく笑った
暗がりの中でも見えた彼の顔、ただのキスに顔を赤くさせてた
普通を装って頑張る彼が愛おしく感じた
end.
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