忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

風→綾/スピード違反

学怖の風→綾です。
思い立ったら行動!な風間くんとついてけない綾小路くんです。
ちと、表現が下品めな部分が有るかも。軽くエロも。

- スピード違反 -


綾小路に触れたりするのが楽しい。
最初はそんな理由で、軽く肩を叩いたりしてただけだったのになぁ。

匂いに敏感で、少し潔癖性だと思う彼は人に触れられるのに慣れていない。
友達同士の触れ合いでもちょっと触っただけで大袈裟に肩を揺らす。
それがなんだか面白くて、ついついやり過ぎてしまう。
何故か僕の匂いだけは大丈夫みたいで、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ他の人よりも距離が近い。
心を許してくれてるのかどうかはよくわからないけどね。
肩や腕に触れて、悪戯にマスクを引っ張ってみたり。
「やめろ」っと嫌がりつつも何処か嬉しそうに見えるのがなんだか面白い。
これは僕の勝手な解釈だけど、綾小路はスキンシップに慣れてないからどんな態度を取るべきか計りかねてる。
もちろん、僕も自分の行動の根本がわかってなかったけど。

温暖化を考えない遅い衣替えの時期が来て半袖に身を包んで腕は剥き出し。
ココの所、まだ夏でもないのに夏のような温度で長袖が煩わしかったから、やっと来た衣替えは嬉しい。
教室に入ると移行期間中のため、疎らに長袖に身を包む人も居た。
綾小路は半袖で席に着いてる、何してるんだろう?
自分の席に鞄を放り投げて彼の所に行く。
机を一生懸命見てるのかと思って軽く腕に触れたらビクッと驚いて、触られた腕を綾小路は撫でた。
「おはよう、何を見てるんだい?」
見れば楽譜というのはわかったがわざと聞く。
驚いた顔が質問したことで緩んで紙の上に指を滑らせた。
「今練習してる曲だ、なんか上手く出来なくて」
「へぇ、君にも上手く出来ないとか有るんだ。何でも簡単に出来ちゃうのかと思ってたよ」
内心はどうかわからないけど、もう普通の顔。
僕はもっと君の色んな顔が見たいな。と、自分の考えにドキリとした。
今、なんて考えた?
綾小路がまだ話を続けてるけど頭に入ってこない。
もしかして、僕ってば、好き、・・・なのか?
この気持ちを確かめなくちゃ!と思った瞬間には綾小路の手首を掴んでた。
驚いて真ん丸の目が僕の事を見る。
「ちょっと来て」
返事も聞かずにグイグイと手を引いて屋上へ繋がる階段の踊り場に連れ出した。

踊り場の端に綾小路を追い込んで逃げれないように距離を詰めた。
「なんだよ、距離近いよ」っと言って胸を突っぱねる。
そんなの気にせずに、もっと近づいて顔も近づけた。
鼻と鼻が触れそうなぐらいに。困った顔を見つめて小声で
「ねぇ、僕さ、君の事が好きかもしれないから。確かめさせて?」
と、お願いした。

お願いと言っても了解を得ずに僕はすぐに行動に移った。
何か言おうとしたみたいだけどマスクを素早くズラしてキスをする。
口が離れても驚いて目を開いたままの彼に「キスの時は目を閉じるのが普通でしょ?」っと笑てやった。
「馬鹿、冗談はやめろ」
「冗談じゃないって。確かめたいの。君のせいでドキドキするんだから、確認を手伝ってくれても良いじゃないか」
「手伝うって何だよ!」
いつも冷静で落ち着いてる綾小路が慌ててるのを見て確信した。
僕は綾小路の事が好きだ。
そのタイミングで朝のHRのチャイムが鳴った。
「今ひとつわかった」
「何がだ?」
暴れる手を掴んで壁に貼付け、顔を近づけて「僕は君の事が好きみたいだ」
「・・・はぁ!?」
「だから、次は身体の相性を確認させてくれ」
「えっ、ちょっと!」
言うが早いか、もう一度キスをして綾小路のベルトを緩めて引き出したシャツを捲って胸に触れる。
「ちょっとぉ、口開けてよ。ディープ出来ないじゃない」
「ディ、ディープって・・・!」
顔を赤くさせて綾小路が何かを言おうとしたが、無視して口を寄せた。
乳首を指先で転がすとビクリと身体が揺れた。
どうやら匂いだけじゃなくて快楽にも敏感みたいだ。
唇がお互いの唾液で濡れてるのを舐め上げる。
足で股間を刺激してやるとギュウッと目をつぶってた綾小路が息を詰めた。
「ねぇ、誰かに触ってもらった事ある?」
敏感なのは既に開発済み?っと思って聞いたのに首を振った。
「じゃぁさ、誰かと付き合った事ある?」
君、わりと人気だよね?
耳に寄せて問うと「誰とも付き合った事無い」とバカ正直に返答する。
近すぎる距離と僕の行動に混乱してるのかな。
今の質問でわかったけど、綾小路の初めては全部僕のものかも。
自然と口端が上がった。
「お前、手慣れ過ぎ・・・」
小さく言われた言葉の本当の意味はわからないけど、僕は歯止めが利かなくなった。

嫌だ嫌だと抵抗をした彼を押さえ込み、殆ど無理矢理に近い状態で、
下着も少しズラして少し反応してる綾小路のモノを取り出す。
「へぇ、仮性包茎なんだ?」
「・・・・・・」
限界まで俯いて顔が見えない。皮を少し剥いて敏感な先端を指先で触ると腰が震えたのを見た。
もう、綾小路の事を可愛いとしか思えなくなってしまった僕はそんなちょっとした反応でさえたまらない。
「可愛いね」
「・・・・バカにしてんのか?」
小さい声で、でも、ちゃんと言い返してくる。
「バカになんてしてないよ、僕は好きな物を愛でるんだ。君のは全部可愛いよ」
「・・・可愛くない」
おでこにキスを落として優しく抜き上げてやると呆気なく綾小路は吐精して、掌に零れた滴を見た。
「もしかして、溜まってた?」
「ぅるさい」
顰められた顔を見て、もしかしたら精子の匂いが嫌いなのかもしれないと思った。
自分の軽く勃起したモノは今日の所は勘弁してあげよう。
なんか、綾小路、泣きそうだしね。僕って優しい。
「ま、気持ちよかったでしょ?相性もいいみたいだし、またやってあげるからね」
笑いかけたら僕のキレイな顔にグーで殴り掛かって来た。


気持ちよかったんなら素直になれば良いのに。
でも、僕の大事な顔に手を挙げるのは困った事だ。



end.
綾小路くんが仮性包茎だったら可愛いなって思った!
ほら、日本人の70%は仮性らしいしっ。ごめんなさい。
PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

カウンター

プロフィール

HN
ナオ太。
連絡先
kuroyagi_yuubin☆yahoo.co.jp
(☆→@に変更)

リンク