跡日/ゆめ
意識してヤキモキする跡部さんです。
男らしい跡部さんが好きな人は読まないのをオススメします;;
軽いエロあるので、苦手な人はスルーしてください。
- ゆめ -
不快感を覚えて時計が鳴る前に目がさめた。
まだボンヤリとした頭で時間を確認すると、予定より30分早い目覚め。
直前まで、夢を見ていた気がするが、どんな夢を見ていたのか全く思い出せない。
起きたばかりなのに怠い感じを引きずっている。
目を擦りながら、もう片方の手で違和感を覚える下半身に手を寄せた。
ヌルリと指先を濡らす・・・・夢精かと思った瞬間に忘れていた夢の内容を思い出した。
「あっ・・・・うぅっ・・・」
涙を浮かべた日吉が赤い顔をして俺にしがみついてくる。
熱くキツい所に収まったモノがキュウキュウと刺激されて気持ちがいい。
痛いかと気を使えば「もっと」と言われて、激しく揺らすと息苦しそうに喘ぐ。
その加減がわからない俺は必死になって日吉の顔を伺う。
日吉のモノも反応を見せてユルユルと立ち上がり揺れている。
しがみついているから耳に日吉の熱い息がかかる。
ハクハクと熱い呼吸を重ねてーーー。
思い出していた夢の内容を追い払うように頭を振った。
想像だけで少しだけ反応を示し始めた物を見下げる。
「欲求不満かよ・・・」と虚しく声が零れた。
その日の朝練から夢の中の日吉のイメージがまとわりついて日吉の顔が見れない。
恋人同士だけど、今現在までにキスをする以上は日吉と体験していない。
手を繋いだり、触れるだけでも驚いて顔を赤くさせる奴にそれ以上進めるのか不安もある。
でも、焦らず歩調を合わせたペースで進めば良いと思ってる。
・・・思ってたはずだ。
だからって、身体は溜まった物は出さなきゃ行けない。
夢の中で日吉を汚してしまった事を申し訳なくも思うが、日吉を汚して良いのも俺だけだと変な所で満足感が湧く。
日吉も、俺の事を考えて耽ることがあるのだろうか。
行き着いた考えに自分で恥ずかしくなる。
どこか落ち着かない俺の異変に気づいたジローがまとわりついてくる。
「跡部、どうしたのぉ?俺は今眠たいよぉ」
腕と間延びした声が俺に巻き付いてくる。
「・・・なんでもない、練習に戻るぞ」
「そぉ?なんか考え事でもしてたわけぇ?」
「何でもないって言ってるだろ」
「えぇ、怪しいぃ〜」
しっしっと追い払ってもジローがからかうような顔をして俺の周りとうろちょろと走り回る。
鬱陶しくて不機嫌な顔で睨みつけるとパッとひらめいたジローが
「日吉と喧嘩でもしたの?」と言ったのでドキリとした。
授業中もどこか落ち着かないまま過ごしてしまった。
ノートはしっかりと取ったが、先生がどんな事を話していたかは全く思い出せない。
そんな状態で、ぼんやりと午後の部活まで来てしまった。
部室では未だ後ろめたいのか日吉の顔を見れないでいる。
ズラした視線で話をして、部活中もなるべく距離をおいていた。
練習の間はテニスの事で一杯だが、少しの休憩でも考えてしまう。
熱を帯びた日吉の身体・・・・。余程、欲求不満なんだな。
溜息を何度も吐いていたら、いつの間にか部活も終わっていた。
片付けをして着替えて部誌を書く。
これでやっと一日から解放される。
部員が次々に帰って行くのを見ていたら、目の前に真剣な顔をした日吉が来た。
内心少し慌てたが、普通通りに声が出た。
「なんだ、どうした?」
言った時に周りは既に俺と日吉しか残っていないのに気づいた。
「・・・・嫌いになったんですか?」
睨みつけるような強い目がジッと俺を見てくる。
「嫌いって何がだ」
今日一日、ずっと回転の鈍い頭では日吉の言っている事がピンと来なかった。
「俺の事、嫌いになったんですか?」
「・・・え?なんだ?」
「だから俺の事が嫌いになったんですか?」
なんか、ずっと避けられてる・・・と言って俯いてしまった日吉がソッと俺の手を掴んだ。
「嫌なら仕方が無いです、ハッキリ・・・・言ってください」
「お前が嫌いな分けないだろ、今日なんてずっと考えてたぐらいだ。朝からずっとだ、お前があんな夢に出てきて・・・」
考える前に言葉が出てしまった。驚いた日吉の顔が目の前にある。
言い始めたら口が止まらなくなって言わなくていい事まで言ってしまった。
途中で口を閉ざしても引き返せなくなった。
日吉がゆっくりと「どんな、夢ですか?」と聞いてくるので、自棄になって言った。
「お前とエロい事する夢だ、だから恥ずかしくて顔が見れなかった」
さすがに、夢精したっとまでは言えなかったが。
少しの沈黙のあと、日吉は俺の胸に凭れ掛かってきて「嫌われたんじゃないなら良いです、良かった」と。
てっきり、怒るか照れるかと思ったのに安心したように俺に凭れてくる日吉に俺の方が驚いた。
「・・・今日はその、悪かった。ホント、嫌いとかじゃないから。むしろ好き過ぎて夢に見たというか・・・」
一日ぼんやりとしていた頭が上手く動かない、思ってる事がまとまって行かない。
鈍い頭で考えていると、日吉がパッと離れて「俺も、跡部さんの夢見た事あります」と言って逃げるように部室を出て行った。
置いてけぼりを食らった俺は、ぼんやり「夢の内容は?」と考えた。
end.
日吉くんが見る夢の跡部さんはどんななんでしょうね?(逃)
男らしい跡部さんが好きな人は読まないのをオススメします;;
軽いエロあるので、苦手な人はスルーしてください。
- ゆめ -
不快感を覚えて時計が鳴る前に目がさめた。
まだボンヤリとした頭で時間を確認すると、予定より30分早い目覚め。
直前まで、夢を見ていた気がするが、どんな夢を見ていたのか全く思い出せない。
起きたばかりなのに怠い感じを引きずっている。
目を擦りながら、もう片方の手で違和感を覚える下半身に手を寄せた。
ヌルリと指先を濡らす・・・・夢精かと思った瞬間に忘れていた夢の内容を思い出した。
「あっ・・・・うぅっ・・・」
涙を浮かべた日吉が赤い顔をして俺にしがみついてくる。
熱くキツい所に収まったモノがキュウキュウと刺激されて気持ちがいい。
痛いかと気を使えば「もっと」と言われて、激しく揺らすと息苦しそうに喘ぐ。
その加減がわからない俺は必死になって日吉の顔を伺う。
日吉のモノも反応を見せてユルユルと立ち上がり揺れている。
しがみついているから耳に日吉の熱い息がかかる。
ハクハクと熱い呼吸を重ねてーーー。
思い出していた夢の内容を追い払うように頭を振った。
想像だけで少しだけ反応を示し始めた物を見下げる。
「欲求不満かよ・・・」と虚しく声が零れた。
その日の朝練から夢の中の日吉のイメージがまとわりついて日吉の顔が見れない。
恋人同士だけど、今現在までにキスをする以上は日吉と体験していない。
手を繋いだり、触れるだけでも驚いて顔を赤くさせる奴にそれ以上進めるのか不安もある。
でも、焦らず歩調を合わせたペースで進めば良いと思ってる。
・・・思ってたはずだ。
だからって、身体は溜まった物は出さなきゃ行けない。
夢の中で日吉を汚してしまった事を申し訳なくも思うが、日吉を汚して良いのも俺だけだと変な所で満足感が湧く。
日吉も、俺の事を考えて耽ることがあるのだろうか。
行き着いた考えに自分で恥ずかしくなる。
どこか落ち着かない俺の異変に気づいたジローがまとわりついてくる。
「跡部、どうしたのぉ?俺は今眠たいよぉ」
腕と間延びした声が俺に巻き付いてくる。
「・・・なんでもない、練習に戻るぞ」
「そぉ?なんか考え事でもしてたわけぇ?」
「何でもないって言ってるだろ」
「えぇ、怪しいぃ〜」
しっしっと追い払ってもジローがからかうような顔をして俺の周りとうろちょろと走り回る。
鬱陶しくて不機嫌な顔で睨みつけるとパッとひらめいたジローが
「日吉と喧嘩でもしたの?」と言ったのでドキリとした。
授業中もどこか落ち着かないまま過ごしてしまった。
ノートはしっかりと取ったが、先生がどんな事を話していたかは全く思い出せない。
そんな状態で、ぼんやりと午後の部活まで来てしまった。
部室では未だ後ろめたいのか日吉の顔を見れないでいる。
ズラした視線で話をして、部活中もなるべく距離をおいていた。
練習の間はテニスの事で一杯だが、少しの休憩でも考えてしまう。
熱を帯びた日吉の身体・・・・。余程、欲求不満なんだな。
溜息を何度も吐いていたら、いつの間にか部活も終わっていた。
片付けをして着替えて部誌を書く。
これでやっと一日から解放される。
部員が次々に帰って行くのを見ていたら、目の前に真剣な顔をした日吉が来た。
内心少し慌てたが、普通通りに声が出た。
「なんだ、どうした?」
言った時に周りは既に俺と日吉しか残っていないのに気づいた。
「・・・・嫌いになったんですか?」
睨みつけるような強い目がジッと俺を見てくる。
「嫌いって何がだ」
今日一日、ずっと回転の鈍い頭では日吉の言っている事がピンと来なかった。
「俺の事、嫌いになったんですか?」
「・・・え?なんだ?」
「だから俺の事が嫌いになったんですか?」
なんか、ずっと避けられてる・・・と言って俯いてしまった日吉がソッと俺の手を掴んだ。
「嫌なら仕方が無いです、ハッキリ・・・・言ってください」
「お前が嫌いな分けないだろ、今日なんてずっと考えてたぐらいだ。朝からずっとだ、お前があんな夢に出てきて・・・」
考える前に言葉が出てしまった。驚いた日吉の顔が目の前にある。
言い始めたら口が止まらなくなって言わなくていい事まで言ってしまった。
途中で口を閉ざしても引き返せなくなった。
日吉がゆっくりと「どんな、夢ですか?」と聞いてくるので、自棄になって言った。
「お前とエロい事する夢だ、だから恥ずかしくて顔が見れなかった」
さすがに、夢精したっとまでは言えなかったが。
少しの沈黙のあと、日吉は俺の胸に凭れ掛かってきて「嫌われたんじゃないなら良いです、良かった」と。
てっきり、怒るか照れるかと思ったのに安心したように俺に凭れてくる日吉に俺の方が驚いた。
「・・・今日はその、悪かった。ホント、嫌いとかじゃないから。むしろ好き過ぎて夢に見たというか・・・」
一日ぼんやりとしていた頭が上手く動かない、思ってる事がまとまって行かない。
鈍い頭で考えていると、日吉がパッと離れて「俺も、跡部さんの夢見た事あります」と言って逃げるように部室を出て行った。
置いてけぼりを食らった俺は、ぼんやり「夢の内容は?」と考えた。
end.
日吉くんが見る夢の跡部さんはどんななんでしょうね?(逃)
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