古→キョン/食べる喜び
古→キョンって書いてあるけど、あんま関係ないかも。。。
キョンくんが大食いだったら可愛いなって話。
もしかしたら、前にも大食いなキョンくん書いたことあるかもしれない。
僕は、彼の食べる姿が大好きだ。
そして、彼は食べるのが大好きだ。
- 食べる喜び -
凉宮さんたちとの予定がない日曜日、僕は彼をご飯に誘う。
ご飯をエサに一緒の時間を楽しむのだ。
電話で開口一番の面倒くさそうな声は「ご飯おごりますよ」で機嫌良くなる。
彼はどちらかと言えばホッソリとした見た目に反して良く食べる。
そして、とても幸せそうにだ。食事が大好きなのだろう。
現に今もメニューを見てるだけで目がキラキラとしている。
「古泉、本当におごりなんだろうな?俺はいつもハルヒを筆頭に金を沢山吸い取られ過ぎて財布はいつも寂しいんだ。今日も「おごりは嘘です」とか言われたら食い逃げするしかない状態だ。なんなら財布の中身を見せてやろうか?」
「大丈夫ですよ、アルバイト代も出た所ですし、日頃お世話になっているあなたに簡単なお礼って感じです。気兼ねなく沢山食べてください」
にっこりと極上のスマイルを向けても見向きもしない。目の前のメニューに釘付けだ。
彼が何が食べたいのか解らなかったので、ファミレスに来ている。
ポップなデザインのメニューを眺めて、自分も何を食べようかなっと少しだけ考える。
「沢山、食べて良いんだよな?」
メニューを見ていた彼が僕の方を見たので、「えぇ、お金のことは気にせずに」っと再度笑いかけたが彼には効果ないようだ。
「じゃぁ」っと言って、あれこれと名前を挙げる。その多さには一人で食べる量を遥かに超えている。
「いいですよ」
彼が大食いと言うことを知っている僕は止めない。嬉しそうな彼の顔を見るだけで僕も嬉しい。
「で、お前は何食べるの?」
「そうですね、エビグラタンとサラダを頼む予定です」
「サラダか・・・」と、考える素振りを見せたので「サラダも食べたらどうですか?遠慮せずにどうぞ」と促すと彼が笑った。
今日は彼の笑顔をずっと見てる。
備え付けの呼び出しベルでやってきた店員がオーダーを聞いて引っ込む。
「悪いな、めちゃくちゃ頼んじゃって」
「いえ、僕からのささやかなお礼です。一杯食べてもらってかまいません」
「そうか」と、また彼は嬉しそうに笑った。
次々に運ばれてくる料理をおいしそうに、幸せそうに彼が食べて行く。
あまりにも嬉しそうに食べるので、見とれてしまって全く僕の食事が進まない。
「おい、お前も食えよ。冷めるとおいしくないぞ」
「そうですね」と言いつつも彼から目が離せない。
沢山の料理をお腹に納めて行く彼の食べっぷりはとても素晴らしい。
間あいだに、「おいしいな」っと零す彼は可愛らしい。
「おいしいですね」と返すと珍しく素直な声が戻ってくる。
機嫌のいい彼は「これおいしいからお前も食べてみろ」と料理をすすめてくれる。
一通り食べ終わり幸せそうにお腹を撫でる彼を見て僕も幸せいっぱいになる。
「おいしかったですか?」
「うん」と、子供みたいに返事をして水を飲んだ。
「それは、良かったです。喜んでいただいて僕も嬉しいです。」
いつもの作り笑いでなく自然と笑みが零れる。
幸せ一杯の彼と少しの談笑をし、店をあとにする。
会計をすませて「ごちそうさまです」と言って外に出る。
食事で上がった体温と外の風が心地いい。
「古泉、ごちそうさま」
「いえ、そんな。僕も楽しかったです」
「お前これから予定ある?」
「ありませんけど?」
珍しい彼からの誘いに首を傾げると「お礼にアイスおごってやるよ」
あんだけ食べたのにアイスを誘うなんて、彼の胃袋は僕の想像以上だ。
僕の返事も聞かずに「あっちに出来たアイス屋、値段の割にボリュームあって上手いんだよ」っと手を引かれて、少し重たい自分のお腹に「僕にも別腹はありますよね?」っとコッソリと話しかけた。
end.
かわいい。
キョンくんが大食いだったら可愛いなって話。
もしかしたら、前にも大食いなキョンくん書いたことあるかもしれない。
僕は、彼の食べる姿が大好きだ。
そして、彼は食べるのが大好きだ。
- 食べる喜び -
凉宮さんたちとの予定がない日曜日、僕は彼をご飯に誘う。
ご飯をエサに一緒の時間を楽しむのだ。
電話で開口一番の面倒くさそうな声は「ご飯おごりますよ」で機嫌良くなる。
彼はどちらかと言えばホッソリとした見た目に反して良く食べる。
そして、とても幸せそうにだ。食事が大好きなのだろう。
現に今もメニューを見てるだけで目がキラキラとしている。
「古泉、本当におごりなんだろうな?俺はいつもハルヒを筆頭に金を沢山吸い取られ過ぎて財布はいつも寂しいんだ。今日も「おごりは嘘です」とか言われたら食い逃げするしかない状態だ。なんなら財布の中身を見せてやろうか?」
「大丈夫ですよ、アルバイト代も出た所ですし、日頃お世話になっているあなたに簡単なお礼って感じです。気兼ねなく沢山食べてください」
にっこりと極上のスマイルを向けても見向きもしない。目の前のメニューに釘付けだ。
彼が何が食べたいのか解らなかったので、ファミレスに来ている。
ポップなデザインのメニューを眺めて、自分も何を食べようかなっと少しだけ考える。
「沢山、食べて良いんだよな?」
メニューを見ていた彼が僕の方を見たので、「えぇ、お金のことは気にせずに」っと再度笑いかけたが彼には効果ないようだ。
「じゃぁ」っと言って、あれこれと名前を挙げる。その多さには一人で食べる量を遥かに超えている。
「いいですよ」
彼が大食いと言うことを知っている僕は止めない。嬉しそうな彼の顔を見るだけで僕も嬉しい。
「で、お前は何食べるの?」
「そうですね、エビグラタンとサラダを頼む予定です」
「サラダか・・・」と、考える素振りを見せたので「サラダも食べたらどうですか?遠慮せずにどうぞ」と促すと彼が笑った。
今日は彼の笑顔をずっと見てる。
備え付けの呼び出しベルでやってきた店員がオーダーを聞いて引っ込む。
「悪いな、めちゃくちゃ頼んじゃって」
「いえ、僕からのささやかなお礼です。一杯食べてもらってかまいません」
「そうか」と、また彼は嬉しそうに笑った。
次々に運ばれてくる料理をおいしそうに、幸せそうに彼が食べて行く。
あまりにも嬉しそうに食べるので、見とれてしまって全く僕の食事が進まない。
「おい、お前も食えよ。冷めるとおいしくないぞ」
「そうですね」と言いつつも彼から目が離せない。
沢山の料理をお腹に納めて行く彼の食べっぷりはとても素晴らしい。
間あいだに、「おいしいな」っと零す彼は可愛らしい。
「おいしいですね」と返すと珍しく素直な声が戻ってくる。
機嫌のいい彼は「これおいしいからお前も食べてみろ」と料理をすすめてくれる。
一通り食べ終わり幸せそうにお腹を撫でる彼を見て僕も幸せいっぱいになる。
「おいしかったですか?」
「うん」と、子供みたいに返事をして水を飲んだ。
「それは、良かったです。喜んでいただいて僕も嬉しいです。」
いつもの作り笑いでなく自然と笑みが零れる。
幸せ一杯の彼と少しの談笑をし、店をあとにする。
会計をすませて「ごちそうさまです」と言って外に出る。
食事で上がった体温と外の風が心地いい。
「古泉、ごちそうさま」
「いえ、そんな。僕も楽しかったです」
「お前これから予定ある?」
「ありませんけど?」
珍しい彼からの誘いに首を傾げると「お礼にアイスおごってやるよ」
あんだけ食べたのにアイスを誘うなんて、彼の胃袋は僕の想像以上だ。
僕の返事も聞かずに「あっちに出来たアイス屋、値段の割にボリュームあって上手いんだよ」っと手を引かれて、少し重たい自分のお腹に「僕にも別腹はありますよね?」っとコッソリと話しかけた。
end.
かわいい。
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