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跡日/甘いはずだった

苦いけど甘いの続き。
跡部さん視点。
ぬるいエロあり、ご注意ください。
苦いけど甘いの続き。


- 甘いはずだった -


ちゅっと音をさせて離れる、涙に縁取られた日吉の目は熱っぽい眼差しに見えた
自分の家の物でないシーツの感触が生々しく感じる、もう片方の手で頬を撫でてやると目を細めた
日吉に二日間の予定を聞かれた時、少なからず期待した
跡部も世間一般の中学生だ、思春期で想像せずには居られなかった
「あ、とべさんっ」
涙が止まった日吉が辿々しく名前を呼んだ、目を向けてやると何も言わず立ち上がり机の引き出しからある箱を取り出した
箱には見覚えがあり、跡部がバレンタインにプレゼントしたチョコだった
「…なんだ、まだ食べてなかったのか?」
「あの、折角だから一緒に食べようと思って…」
蓋を開けてこちらに中身が見えるように向けてくる。中から一粒とり、日吉の腕をつかんで先ほどと同じように横に座らせた
「わっ、危ないじゃないですか、落としたらどうするんですかっ」
非難の声が聞こえたが無視をし、口元にチョコを寄せると意味が分かったのか頬に少し赤みが差した
「照れてるのか?」
ニヤリと笑うと日吉は横を向いてしまった、膝の上の箱を持った手を撫でてやると横目で伺ってくる
引かない俺を見て諦めたのか、目をそらしたまま小さく口を開けたのでチョコを入れてやった
「……美味しいです」
嫌みのない上質な甘みが舌を喜ばせていることは買うときに試食したので知っていたが、跡部は「味見させろ」と、唇を奪った
開いた隙間から下を入れて歯を舐めてやるとビクリと身体が反応し、その初な反応に気を良くして口内をゆっくりと味わった
舌をつつくと日吉もぎこちなくだが舌を絡ませてきた、口端から零れた滴
口を離し、日吉の顎に伝ったお互いの唾を舐めとってやる。熱を持った溜息を一つ吐かれた
「うまいな」
「……はぃ、」
「もっと食べたい」
「どうぞ」っと箱を差し出されたが見向きもせず首筋に噛みついた
「わっ!?な、何するんですか!」
「俺はお前を食いたい」
「…っ、…そんな、……だって…」
熱い頬を撫で、また少し涙が溜まった目にキスをしてやる
目がさまよった先は容易に想像が出来た、意地悪ではない、いじらしい事をする日吉に愛しさが溢れ止まらない
「イヤならやめる、それと、起たなかったらやめる。お前がほしい」
「………約束ですよ?」
真剣な目で伝えれば、ぐっと息を飲み決心したのか大事そうに抱えていた箱を起き跡部の肩へ腕を回した
無理を言っていることはわかっているのに受け入れようとしてくれる事に胸が熱くなった
「わかってる、ありがとう」
肩を押し、横たえると手をクロスして顔を隠すが隠しきれなかった肌は赤い
髪を撫で、服に手をかける。めくった先には柔らかな膨らみも無く自分と同じような平らな胸だ
なのに欲しくてたまらない
胸の粒をぺろりと舐める、こわごわと腕の隙間から見下げてくる日吉に言葉をかけた
「食べると言ったが、本当に食べる訳じゃない。安心しろ」
「……わかってます、バカにしてるんですか?」
睨まれて普段通りの態度にホッとした自分が居て驚いた、緊張してるのはお互い様みたいだ
今の一言で気持ちが楽になったのか舌と手でイジってやるが、くすぐったいと身を揺すり小さな笑い声が零れる
「笑うな」
「…だって、」
ばつが悪そうに目をそらすので手を脇腹の方に滑らしてみる
「この辺は?」
「……わかんないです」
ふんっと鼻を鳴らし肋骨のあたりから腹へ舐めると震えたのがわかった
「どうした?」
自然と口元が緩んだ、笑って震えたのじゃないことは触れている跡部にも十分感じ取れた
「………ニヤニヤ笑わないでくっ!!」
腹へ軽く歯を立てると言葉が止まった。弱いのか?なんて声をかけたら機嫌が悪くなる予感がした
噛んだところを舐めあげると密かに声をこぼした、見上げるとこちらを伺っていた目が完全に隠されていた
パジャマ代わりのジャージをおろす、まだ反応してないソコにパンツ越しに触れる
「あ…」
弱く上がった声に不安が含まれていた
「大丈夫だ」
実際には何が大丈夫なのか自分でもわからない、自分の気持ちばかり急で仕方がない
パンツも全部脱がし、何の躊躇もなく口に含んだ
「、っ!?……ちょっ、何やって」
まだ育っていない日吉の物を下から舐めあげ、先端を親指の腹で舐めた
正直、男の物を舐めるなんて初めてだ。まして、反応するかもわからない
「…どんな感じだ?」
「………へ、んな感じ。です」
上下に擦ったまま、身体を起こした。開いている片手で顔を隠している手をどけキスをする
深くすれば苦しそうに漏れた声に欲情する
手の中の感触で立ち上がってきたのはわかった。硬く質量を増したソレ
自分の物を取り出し日吉のと一緒にゆるゆると擦り合わせた
熱い息を吐き、熱の籠もった瞳が見上げてくる。首に日吉の腕が回った
「ぁ、……跡部さんっ…!」
「……あぁ、いいぜ」
先ほどより強く抜いてやると押さえられないのか鳴き始めた
「やっ、…ぁ、ん……」
低くくぐもった声が耳元で聞こえ、強く引き寄せられ近づいた首筋に顔を埋めた
「ん、いやっ……で、そう…。んっ」

初めての吐精は余韻を長く引きずっているのか、ぼんやりと跡部を見上げた
日吉の腹上には二人分の精液
まだ熱い身体を投げ出し、深く息を吸い。気だるい動作で手を伸ばした
頬を緩く撫で、笑った日吉にキスをすると敏感になっているのか小さく震えた
「日吉…」
名を呼がダルさに身を任せたのか目を閉じている、おやすみっと額にキスを落とした

翌日、顔を真っ赤にして「おはようございます」と言ったのは忘れられない





end.
はじめ考えていた時は跡部さんは抜かずに日吉くんが寝てからトイレで一人寂しく抜く予定でした……
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