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跡日/急接近

ただ、ただエロが書きたかっただけです。
初めての二人です。タイトルのセンス欲しい。
広い心で、別人OKの方、どうぞ。


- 急接近 -


気づいたら好きになっていた。
自分から告白なんて初めてだろう。
毎日テニスが上手くなることしか考えてないような日吉に、好きだと伝えた。
同性であるが故の不安や後ろめたさも無かったとは言い切れない。
でも、伝えて良かった。
色恋に全く興味の無さそうな日吉が先輩と言う憧れだけでなく、俺に好意を寄せてくれていると知って。
少しずつ確実に距離を縮めてきた。
帰り道を一緒に、色々な話をした。日吉はどちらかと言うと無口な方だろう。
話す事でちょっとずつ知っていく性格や好物。同時に俺の事も知っていく。
あたりに人が居ないのを確認して、こっそり繋いだ手。
別れ際に撫でたさらさらの髪。柔らかく肌理の細かい肌が夕日だけではない赤みを帯びるのを見た。
可愛いと言えば怒るので言わなかったが、それ以外に頬を染めた彼を形容する言葉を俺は知らない。
キスをする時に閉じられた強い瞳、恥ずかしいと怒ったように言って顔をそらした。
ちょっとした口実でメールをする。
高価な贈り物はあまり喜ばないのも知った。
値段ではなく、相手が喜ぶ物を買った方が自分も嬉しいんだと初めて体感した。
日吉は言葉足らずに、気持ちを伝えるのが下手だが、その分、俺が全面に伝えてやれば良いと思った。
でも、たまに「好き」と言われたら幸せに胸が熱くなった。
何人かの女の子と付き合った事があるが、こんなに心が満ちるのは日吉だけだ。
だから大事にしたい。傷つける事なく甘やかしてやりたい。

そう、思っていたのに、この状況はなんだ・・・・。

休日に日吉が遊びにきて、どうせだから泊まって行かないかと提案した。
突然泊まっては迷惑がかかると、突っぱねていた日吉も結局は少しでも長い時間を過ごしたいと思ってくれたのか泊まる事になり。
家に電話して、夕飯を一緒に食べて風呂に順々に入り、あとは寝るだけ。
とても順調だった。部屋に用意された二つのベットに入って暗くした部屋で、普段と変わらない会話をして笑てたはずだった。
なのに、話の流れで気づいたら一緒の毛布にくるまっていた。
日吉が恥ずかしがり屋だ、照れ屋だっと話していただけだったのに。
軽くからかって、真面目な日吉が少し怒った口調で「恥ずかしくないです」なんて言葉を交わしてた。
ちょっとした悪戯心で「じゃぁ、一緒の布団に入っても恥ずかしくないのか?」と言ったら捲られた布団に硬い顔をした日吉が「どうぞ」と、短く誘われた。
本来なら「冗談だ」っと流してやればよかったのに、緊張と照れでぎこちない表情の日吉を見てたら判断を誤ってしまった。
誘われるままに日吉と同じ毛布に潜った。体温で温まった中は温かく心地よかった。
お互いに緊張を誤摩化すように戯れ合って、流れるままに肩を抱き寄せて、胸に押し付けられた日吉の息にドキドキする。
いつもよりも近い距離と、服越しの温もり。鼻先に感じるシャンプーの匂い。
自分の家の物のはずなのに過剰に反応してしまう。
心臓の高鳴りだけで片付く事なら良かった、でも、下半身も小さな火種がともってしまった。
密着してるのでお互いの状況なんてすぐに分かる。
日吉のモノも同調したのか、少し反応をし始めている。
このままほっといて沈静できるものか真剣に考えたが、こんな状況では無理だと思った。
日吉だって口には出さないが中学生にもなれば多少は興味があるはずと、小さな望みを持って内緒話をするように声をかけた。
「日吉、なんと言うか・・・」
顔を伺うと薄明かりで顔色は伺えないが落ち着きの無い感じの日吉と目が合った。
余計にドキドキと胸が跳ねる、心臓近くに耳を寄せている日吉にもバレバレだろう。
話かけたは良いが緊張と恥ずかしさで言いよどんでいると、小さな声がする。
ぐっと頭を胸にすりつけた日吉が「俺なんかで、ここ・・・こんな風にしてくれて嬉しい」と、言った。
わざとなのか、天然なのか、その言葉は余計に身体の温度を上げた。
もう、誤摩化す事も甚だしいほどの状態に困った。
「いいか?」と聞いたが、自分でも何がよくて何が駄目なのか判断出来ないほど頭の中が鈍っている。
口には出さずに頷いた日吉をソッと上向かせてキスをした。
恥ずかしくて強く引き結ばれていた唇も何度か繰り返すとゆっくりと緩められ、深く中を愛撫した。
舌同士を擦り、歯の裏を舐める。口を話すと息継ぎしていなかったのか、日吉が溜息にもにた呼吸を零す。その息の熱に自分も熱くなる。
昂った互いのモノを布越しに擦り付けながら首から徐々に唇を滑らせた。
日に焼けてない白い肌をさらし、痕を付けないように気をつけながら触れて行く。
背に回ってきた日吉の不器用な手が優しく背中を撫でて、それさえも愛しく思う。
キレイだ、なんてバカみたいな事しか言えそうになくて口をつぐんだ。
無言で、でも息だけは熱く荒く。濃厚な空気がまとわりついてくる。
パジャマのパンツの中の張りつめたモノに手を伸ばすと日吉の肩が揺れて、そっと撫でれば既に濡れた下着。
それさえも煩わしく、ヘタクソな手つきで取っ払うと両手で顔を隠した日吉に「見ないで」とお願いされたが、目線が向いてしまう。
着替えるときや夏の水泳で他人のモノは見る事があっても、熱く昂った、それも好きな相手のモノを見れるなんて。
自分も焼けるほど頬が熱くなった。耳元に口を寄せ名前を呼ぶと指の隙間から濡れた目がのぞく。
「日吉、俺も脱ぐから、見て。これで一緒だ」
言って、自分も下着まで脱ぐと日吉の視線が向けられる。
恥ずかしいと顔を赤くしながらも興味津々で、互いに顔を見合わせて少し笑った。
互いに熱く天を向くモノを握り合って緩く擦り上げた。
先端を親指で撫でるように触れただけで敏感な刺激に日吉が声を零した。
「あ、・・・・・っ・・・。」
そんな意味の無い声さえ感じる。耳に入ってくる粘着質な小さな音も。
「日吉、いつもそんな風に・・・やってるのか?」
緩く抜き上げる手つきにじれったささえ感じ、聞いてみた。
首を振って「なんか、・・・力が、はいんないっ」と小さな返事。
「そうか」と返したが、何がそうか、なのか。
鈍い動きの頭では目先の気持ち良さと、ギリギリ日吉を気持ちよくしたいと言う願いだけ。
結局、二人分のそれを握り込んで同時に擦った。
「あぁ・・・。」
ハクハクと短い息が重なるのと一緒に欲望が弾けた。
吐精の余韻と、初めての日吉とのこの行為になかなか心拍数が落ち着かない。
荒い息を繰り返し、汗で張り付いた前髪にキスをして、ただ一言「好きだ」と言った。
「俺も」
小さい声が聞こえて、嬉しくて強く抱きしめた。




end.
いつも〆が照れる!くそう!(^///^)
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